人材不足の携帯屋3キャリアを一挙体験
携帯キャリア事業体をクライアントとして会社を経営されていて大変お世話していただいた方が、以前に「携帯屋で仕事したい人っていないんですよ」。どうやら慢性的に人材不足らしい。いや、もっと正しく言えば優秀な人材が集まらないらしい。
それ以来、携帯屋の暖簾をくぐるたびに、その言葉を思い出す。そして、その言葉を納得できてしまうのだった。この頃では、極力携帯屋に行かないようにしているが、悲しいかなどうしても行かねばならない時があるから困ったものである。携帯やスマホが世の中に存在しければ行かずにすむのだが、そうはいかないご時世だから嫌になってしまう。
先週、その行かねばならない状況があって自キャリア、Sの門を叩いた。叩く前にまず自分に言い聞かせる。「絶対に腹立てることなくスルーしろよ、自分・・・」って。もう、この時点で携帯屋の敷居がいかに高いか分かるというものだ。
さて、受付番号札を発券して空いている待合の席に座る。すぐにフロア係がやってきて、個人情報を記入させられる。書く意味も分からないが、心落ち着けてセッセと記入。少し経って回収され順番待ち。しばらくして、番号が呼ばれて担当者の前に座る。「今日はどのようなことで・・・」。ゴルァ!さっき用紙に具体的に書いたろうが!・・・なんてことは間違っても言わない。用件を説明して本題に入る。今日の本題は、現状のスマホ(iPhone)が無事年季が明けたので、どうしたものか?の相談。フムフムと聞いている担当者は、こちらが説明する度に「うん、うん」と頷き相槌する。おいおい、うん相槌はダメだろ?・・・なんてことは間違っても言わない。こんなやりとりが20分ぐらいあってとりあえず要件終了。役立つ情報も得たがおおかた予想していたことで、確認のために来たにすぎない感じだった。
この携帯屋は複合商業施設の中にあり、同じフロアには競合する他の2つの携帯屋も入居している。せっかく来たし、キャリアを替えるという手もあるので他の携帯屋も覗いてみた。まずは、d携帯屋。大所帯でスタッフも客も多い。新しいiPhoneがあったので見ていたら、他の客を接客していた男性スタッフが客を連れて寄って来て、見ている自分を体で押して接客対象者をiPhoneの前に案内してきた。体当たりされた勢いを利用してサッサと店を出た。さすが人材不足の携帯屋を体感するなり。
次に、aなる携帯屋。昔長いこと利用していたキャリアである。同じくiPhoneを見ていたら男性スタッフが寄って来て声をかけてくれた・・・だが、すごい口臭。これは歯槽膿漏だな・・・。これはたまらん。適当に言い訳をしてその場を去った・・・。
何だかねぇ。聞きしに勝るトホホぶりである。家に戻って、確認のためにs携帯屋に電話。「新しいプランだと、月々の利用料はだいたいどのくらいになりますか?」と質問したら、「お客様の利用状況によって料金は違ってきますので・・・」とのこと。あのさ、そんなことは当たり前だろうに。基本料金としてどのくらいかかるのか?ってことだろうに!・・・なんてことは間違っても言わない。「そりゃそうだ。どうもありがとう」なんて媚にも似たような言いぶりで電話を切った。
いやはや、携帯屋との関わりは忍耐力養成ギプスなんだなと改めて思った次第。
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