若葉 / ワンタンメン
マンネリ・・・ひと言で片づいてしまう言葉で便利ではあるが何とも味気のない言葉だ。しかも、この言葉の使われ方はけっして良い意味で使われることはまずない。「良い意味でマンネリ」などと言う場合もあるが、これは語彙を持たない自分などがごまかしのために使う場合がほとんどだ。
その良い意味でのマンネリが築地飯の店には多い。ちょっと、褒め言葉風に言えば、「定番」、「ブレがない」などとなるだろうか。看板となる品目一筋で長年営業を続けている店が多いのである。もちろん、そのような店に関しては築地飯以外の地区でも多いのだが、こと築地市場界隈では特に多いようにも思える。
市場内の店、市場外の店・・・お客同士が身をすり寄せないと入れないような狭い店が多いが、その窮屈さや不便さがそれらの店をなり立たせていると言ってもけっして過言ではない。店側と客側の持ちつ持たれつの「良い感じ」が市場移転騒動によりヒビをまったく生じていないとは言えない。そろそろ豊洲への移転を判断せざるを得ない時期になってきているが、「食の安全」だけでなく「食の繋がり」も大きな要素であることも確かなのである。
さて、もんぜき通りの『若葉』。こちらもマンネリである。但し、こちらの場合は「偉大なマンネリ」と言って良いだろう。店が提供してくれる品を客側がマンネリを楽しむように接する。観光のお客もご常連も皆、美味しいラーメン(正式名は「中華そば」)をすすりながらそれぞれの築地を作り上げる・・・これぞ築地飯の本分かなと。
久しぶりにいただいた「ワンタンメン」。何だろね?この満足感は・・・(^o^ゞ
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