お笑いの人は扱ってません
ブック・ソムリエらしきその女性が何冊かの本を持ってデスクから出て来たので声がけした。ちょうどスマホに本の表紙の写真を持っていたので、見せて「ありますか?」と訊いた。その女店員は、画面に目を通すと考えるまでもなく自信満々に答えてくれた。「当店ではお笑いの人の本は扱っていないんです」。と言って、足早に去って自分の作業をしたい様子だった。
そうなんだぁ・・・と一瞬思ったが、以前来た時に又吉の「火花」が平置きで山積みされていたのを思い出したので、「又吉は扱ってましたよね?」と訊いたら、一瞬、間があってから「又吉先生のは確かに扱いました・・・」と歯切れが悪い。「ふ~む。じゃ、このお笑い芸人が何らかの賞を受賞しても扱わないの?それとも受賞すれば扱いが変わるの?」とツッコんだら、目をパチパチし始めて絶句。「ま、取り扱ってないのはともかく、あなたが言った区別は、さもしいと思わないですか?店の方針だろうから仕方ないんだろうけど。次のミーティングで客からこうツッコミ入れられたと議案に出してみてくださいな」と言ってしまった。
若い店員さんにならツッコミを入れることもなく「あぁ、そうですか」で済ませ、トホホ感を味合うだけなのだが、どうも年かさのいってる同年代に近い人には、ひと言多くなってしまうなぁ・・・少しだけ反省しよ。
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