正式には梅雨明けしていないが尋常じゃないこの暑さ。北海道のほうが沖縄より気温が高かったり、九州北部で豪雨が続いて被害が拡大したり。震度5以上の地震も慣れてきそうなほど頻繁に起きている。どうしちゃったのかなぁ、日本。いや地球。病んでいるのは間違いなさそうだ。
この暑さ・・・思い出してしまうのだ。2年前の6月のこと。我が家の愛犬柴犬・大福が旅立ったことを。大福が絶望的な診断を受けた5月から旅立つまでの6月まで通院治療した時の暑さもこんな感じだった。自分の脳みそも覚えているが、皮膚感覚でも覚えてるなぁ・・・あの時の暑さを。
それにしてもこの暑さ、本当に尋常じゃない。もう完全に四季の崩壊だ。この暑すぎる夏は、愛犬達にも過酷にのしかかる。特に高齢犬にはあまりに厳しすぎる。気のせいではなく、この夏の訃報はかなり多い。おそらく来月も再来月も増えることだろう。それを考えると気が重い。
そんな訃報の中で縁のある柴族がいた。大福と同い年だから15歳での旅立ちである。何度も会ったわけではないが、大福と一緒に3回は会っている。SNSで写真は拝見していたが、加齢と共に衰えが出ていたことも知っている。飼い主さんがいろいろ工夫して生活できるよう努力を重ねていたことも知っている。
でも、訪れるのである。永遠の別れが・・・。どの犬も確実に一度は迎える永遠の別れだ。犬たちだけではない。我ら人だって同じである。この世に生をうけた者皆が通る道である。
さて、別の話だ。
知り合い犬の訃報を聞いての立ち振る舞い方がまったく分からない。飼い主さんはからのお知らせの最後には「なお、高齢家族としてのお願いですが、お花やお供物などはご遠慮させてください。皆さまのお気持ちだけありがたくいただきます」と記されている・・・。
どう対処して良いのか分からないのである。額面どおり?飼い主さんの意向を真に受けて良いのか?大福が旅立った時には供養のお花もいただいている。せめてお花ぐらいは・・・とも思う。
でも、そんなに一般社会では付き合いが多くなかった大福の飼い主だった自分なのに、予想すらしていなかったほどのお花が届いた。この友達犬の飼い主さんは交流も自分とは桁違いに広いし、きっとお花など驚くほどの数が届いてしまうことだろう。そして、年齢が自分と同じなので世代的に律儀にいわゆる「お返し」もすることだろう・・・。そう考えると要らぬ負担をかけないようにご本人の意向に沿うべきかとも考える。でも、何かしたい・・・とも思う。困った。
その友達犬の顔を見たいなとも思うのである。撫でてあげたいなと思うのである。車なら1時間もかからずにご自宅まで行くことは可能だろう。でも・・・行ったら迷惑でもあろう。女性だから準備もあるだろう。事前に電話で打診?きっと「おかまいなく」と言われるだろう。そう言われたらどうしたらイイ?額面どおり受け止めて行くのやめる?
はぁ~、もうラビリンスである。皆、どうするの?こういう時。行間が読めない文盲である(恥)。
■ ある日(2009年5月31日・日)の大福と旅立った子とその兄弟柴での3ショット写真。この中の2人はもうこの世にいない。犬たちの一生なんて短いねぇ・・・グズるわ。バイバイ!翼くん!「あの時君は若かった」←スパイダース。
■ 大福の時もそうだったけど、なぜかWinkの『いつまでも好きでいたくて』が頭の中で鳴り始める。
■ 竹内まりやの『いのちの歌』。オリジナルは見られないので、茉奈・佳奈バーション。歌詞は、
こちらから。愛犬と飼い主に置き換えると泣けすぎる。
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