王になった男(再掲)

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Amazonのプライム・ビデオってのは面白いね。時間ができた時にお手軽に映画やドラマを見られるのが嬉しい。こんなサービスができてしまうと、DVDやCDのレンタル業はさぞや大変だと思う。実際、自分も今年になってレンタルショップに足運んでいないもの・・・。

そのプライム・ビデオのラインナップの中に韓国映画『王になった男』があったので久しぶりに見たくなって見てしまった。面白いねぇ、この映画。初めて見たのは2014年(平成26年)4月だった。その時、レビューもどきを書いたのを読んでみたが、やはり高評価していた。懐かしさもあって再掲してみた。
改めて見てみると、お毒味女官役・サウォルを演じたシム・ウンギョンと王を警護する卜部将(ブジャン)を演じたキム・イングォンが特に良い。初めて見た時よりも数段、「良さ」が目立った。これは新たな発見だった(初めて見た時も褒めてはいるが)。卜部将の「そなた達には偽者かもしれないが、 私にとっては真の王であった」のセリフがグッとくる。

■ シム・ウンギョン演じるサウォルとキム・イングォン演じる卜部将。

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■ 予告。



では、2014年(平成26年4月16日分の再掲。

ネタバレ度:★★☆
評価好み度:★★★★★

イ・ビョンホンが初めて時代劇に出たことで話題になった映画『王になった男』をWOWOWで放送していたので見てみた。イ・ビョンホンってドラマで3作品(『ハッピー・トゲザー』『オールイン』『アイリス』)と映画は2作品(『JSA』『夏物語』)しか見てないかな。特に好きでもないし嫌いでもない。ただ、笑うとクチがワニみたいでちょっと苦手(舘ひろしと同じ)。だから、彼が出てるから見たいとか見ないとかの位置づけではない。

韓国時代劇、それも朝鮮王朝時代の時代劇は好きなので一応チェックしておこうと軽い気持ちでの視聴だった。27人の朝鮮王朝の王様の誰を演じるだろうと思ったら第15代王「光海君(クァンヘグン)」だった。
27人の王様の中で、1万ウォン紙幣でお馴染み?の世宗(セジョン)やドラマ『イ・サン』の正祖(チョンジョ)など「宗」や「祖」が付かない王様は、この光海君と燕山君(ヨサングン)」の2人だけだ。この称号は、王が亡くなった後に付くもので存命中の王自身は知らない名前と言うことになる。更に先の2人のように宗・祖ではなく「君」が付く王は、偉大な王ではなく愚王の象徴と言われているのも事実。しかし、実のところはクーデターにより王位を奪われた王に付く称号とも言われているようで、どうやら後者が正しいのでは?と言うのが個人的見解。

さて中身。黒澤明監督の『影武者』の発想である。常に王宮政治の政権争いに気が抜けないイ・ビョンホン演じる光海君は自らの影武者探しを家臣に命じる。そして、うり2つの影武者(イ・ビョンホン)を捜し当てる。そう、イ・ビョンホンの二役である。
最初は日勤?による影武者業務だったが、光海君が毒により危篤状態に陥ることで、24時間業務になってしまう影武者。24時間・・・すなわち政務もあれば正妻や側室とのコンタクトも出てくる。これは大変なことである。王が影武者であることを知っているのは、公的秘書役のような内侍(ネシ)と都承旨(トスンジ)の2人だけ。特に都承旨の頑張りで何とか24時間業務をこなすが、最初は金銭報酬目当てだけだった影武者の心に異変が起きる。
あまりにも庶民の発想とは違う王宮の政治的取り決めに疑問が生じるのである。そして、都承旨から言われたストーリー以外の行動や発言をしてしまう。アドリブである。もちろん、突拍子もない発言も多く家臣達は右往左往してしまう。そして、その珍行は王に対する不満や疑念へと繋がっていく・・・。
やがて王の健康も快復。その間15日間。影武者が混乱させた?王宮。王が復活した後の影武者の運命は?・・・後半の見所は、そこへと向かっていく。

いやぁ面白かった、この映画。イ・ビョホンってこんなに芝居が上手いとは思っていなかった。王の威厳ある声がピッタリである。そして、ちょっとオツムが足りない影武者のキャラも見事にこなしていた。芝居が上手いと言えば、あと一人挙げねばならない。それは、お毒味役の女官見習いのサウォルを演じたシム・ウンギョン。彼女は、映画『サニー』の主人公:ナミの子供時代、ドラマ『ファンジニ』でファンジニの子供時代、『キム・マンドク〜美しき伝説の商人〜』で主人公:キム・マンドクの子供時代を演じてた子。そのどれも見たが、こんなに上手い演技をするとは思わなかった。
他にも、都承旨のリュ・スンリョン。正室のハン・ヒョジュ(『トンイ』のトンイ)も良かったし、内侍のチャン・グァン。そして、王の護衛官のキム・イングォンもすごく良かった。

そして、韓国時代劇を見て気づかずにスルーしていた幾つかの事象もこの映画で少し分かるところも面白い。例えば、王様のトイレと用の足し方。『宮廷女官チャングム』でお馴染みの王族の食事を作る機関「水刺間(スラッカン)」の女官の自分達の食事(賄い?)などは、この映画内で検証することができる。これはちょっと面白おかしい。去勢して男性器を切断しているとされている内侍(ネシ)がトイレでどのように用を足すのか?・・・これは映画を見てのお楽しみとしておこう。

そんなに期待していなかったこともあって、思いのほか面白かったと言う嬉しいハプニング。こんなハプニングは大歓迎である。見て良かった。

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ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女

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ネタバレ度:★★(3点が全バレ)
満足度:★★★(5点満点中)

久しぶりに映画のことを。しかも韓国映画。
別に映画の評論や批評をメインにしているわけでもないのだから、もっと備忘録程度に「こんなの見たよ」ってお気軽に書けば良いんだよね。なのに、ついつい、語らねば・・・とか構えてしまい映画コンテンツが少なくなってしまっているんだな。もっと楽に楽に・・・。

公開当時から気にはなっていたのだが、映画館に足を運ぶまで思いは馳せずじまいだった映画だがようやく見ることができた。監督が『八月のクリスマス』のホ・ジノ監督なのも気になっていた一因かもしれない。
映画冒頭で「史実を元に作られたフィクションである」というようなことがテロップで出たが、どうなんだろね?史実度はおそらく半分以下。かなり反日映画の様子をおびているが、国策としてなにか規制でもあるんだろうか。

この映画の韓国での原題は『徳恵翁主』。日本語だと「トッキェオンジュ」となるのかな。翁主(オンジュ)とは朝鮮王朝時代の王と側室の間に産まれた女の子のこと(正妻の子は公主:コンジュ)。いわゆる皇女である。その点から見れば、邦題にある「皇女」というのは正しいのだが、ただ、その前に「大韓帝国最後の」というのはまったく正しくない。というのは、徳恵は1912年(大正元年)生まれとなっている。ところが、大韓帝国が消滅したのは1910年なので徳恵が生まれた時、もう大韓帝国ではなかったのである。も少しなんとかならなかったのか邦題!
映画の中での徳恵は日本に行ってから母の死にめにも死後も帰国することはできずで、密出国も試みるが、実際の徳恵は何度も韓国に帰国している。そして、韓国に帰ることもできず日本での生活が原因で精神を病んでしまうが、実際は、日本に来る前から精神を病んでいたといわれている。
主人公の扱いに関しても史実とはずいぶんかけ離れているから、当時の日本のことについても推して知るべし。日本にとって外交的に有利な人質的な徳恵がいくら国外逃亡を企てようが一介の兵士たちが銃を乱射することなどまずあり得なかっただろう(しかも後ろから雨あられのように)。同様に、徳恵を守ろうと尽力するキム・ジョンハンも日本兵に銃を向けて何人も殺害したうえに逮捕されたら生きているわけもないだろう。
なによりも興ざめなのは、映画冒頭で足を引きずりながらも1960年代の韓国で新聞記者をやっているキム・ジョンハンが登場するので、時代が遡って彼がいくら窮地に陥ろうとも映画を見ている側は、彼が死にはしないことを分かった上でで見ることになってしまうことだ。も少し、構成を考えて欲しかったな。

というわけで、史実をベースにとして見てしまうと、日本人的には居心地の悪い映画だが、前回の東京オリンピックの前年1963年(昭和39年)に徳恵は一時帰国ではなく晴れて?韓国へ戻るのだが、その際、出国ゲートでは多くの報道陣、そして、幼少時に彼女に使えていた尚宮(サングン)たちが尚宮服を着て老いた姿で迎えるシーンにはウルッとくるものがあった(本当のエピソードらしい)。
フィクションが多すぎた映画だが、時代に翻弄されたという点ではなんとも気の毒な皇女であったことは紛れもない事実のようだ。
徳恵を演じたソン・イェジンは大変良く演じていたと思う。やはり彼女は、弾けたラブコメなんかよりも何かを背負った重めの役のほうが似合っていると思う。
そう考えた時と、同じように暗い役が似合うハン・ヘジン(チュモンのソソノ)が演じる徳恵も見てみたいなとの思いは馳せる。

映画のエンドロールでは、登場人物たちのその後のことについて触れられているが、この映画の最大級の悪役、ユン・ジェウン演じるハン・テクス(日本に取り入る韓国人だが、日本が敗戦すると韓国側に乗じる)が出てこない。これはおおいに不満が残る。
と、思ったが、その後の人生が紹介されたのは実在の人物だけなんだな・・・と後で気づいた。

余談だが、徳恵の母:福寧堂(貴人梁氏)を演じるのはパク・チュミ(NHK-BS放送『オクニョ』でチョン・ナンジョンを演じている)。ここでも相変わらずの美しさを見せてくれたのは嬉しいハプニングだった。そして、徳恵が母にかねてより望んでいた、皇女(媽媽:マァマ)としてではなく実名(徳恵)で一度だけ呼んで欲しいとの願いも切ない。

2016年韓国映画。127分。
監督:ホ・ジノ
出演:ソン・イェジン、パク・ヘイル、ユン・ジェムン、ラ・ミラン、戸田菜穂、ペク・ユンシク、パク・チュミ、キム・ジェウク、コ・ス。

■ 予告。



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離愁

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ネタバレ度:★(3点がフル)・・・★は一つだが、この一つにすべて集約されているので要注意。
満足度:★★★★★(5点満点中)

おお、泣いてやろうじゃないか!

そんな啖呵でも切らないとなかなか見ることができない映画である。この映画、公開時1973年(昭和48年)に見て大泣きして以来、自分の好きな映画の中に常に入っている。今回の前に見たのはいつの頃だったか・・・。たぶん、LD(レーザー・ディスク)を持っていたと思うので、30年ぐらい前になるのかなぁ。DVDが主流となってからDVD化されたとの話も聞かず、いつまた見ることができるだろうと思っていたら、いつの間にかDVD化されていてビックリ。この度、30年ほどぶりに見る機会を得たのである。

この機会を得られたことを素直に喜ぶべきなのか正直不安もあった。と言うのは、時の流れというのは残酷で人の気持ちにも要らぬフィルターをかけてしまう。大好きだった映画や音楽を今時代になって久しぶりに見たり聴いたりすると何とも言えぬ発見をしてしまうのである。それも失望に近いものを・・・。音楽で言えば、EW&F(アース・ウィンド&ファイヤー)など改めて聴いてみると、音のスカスカ加減に驚いてしまう。初めて聴いた当時は音の渦のようなサウンドに聞こえたはずなのに今聴くとスカスカなのである。こういうのってホントにショックなのである。聴くんじゃなかった・・・とさえ思うほどガッカリすることも多い。SF系の映画も残酷だ。やはりテクノロジーの面での時代のギャップは思い入れだけではどうしようもないものがある。
その点、この『離愁』などはテクノロジーによるギャップは感じないはずなので安心しても良いはずなのだが、問題なのは自分の中の気持ち。時間の経過によってどのくらい鮮度を失って見方が違ってしまうかという一点だけだ。

フランス映画である。今見ても良い映画、いや好きな映画であることに変わりはなかった。ただ、昔に比べて行きずりの愛(不倫・浮気)に対しての見方は変わったように思える。主人公のジュリアン(ジャン・ルイ・トランティニアン)とアンナ(ロミー・シュナイダー)は浮気の当事者。その愛についての背景には、裏切られた妻と子供がいることを昔見た時よりも気になった。そして、ジュリアンが最後のシーンで決断した行為も美談だけでは済ませられない。このことは、昔見た時も思っていたのだが、今回はより気になってしまった。ま、それを言っちゃお終いよ・・・となってしまうのだが。

この映画を見ての泣き具合は、起承転結で言えば、淡・淡・淡・号泣・・・という感じ。戦火を逃れて疎開列車での出会いや心の模様はまったくもって淡淡と進む。そして、最後の数分で号泣が待ち受けている。面白い映画と言うよりも自分の好きな映画。常に持っていたい映画なのである。

ロミー・シュナイダー、この時30代半ばだと思うが、曇った感じの表情。そして、ラストで張りつめていた感情をすべて吐き出した表情・・・この女優は、この映画に出ただけで生まれてきた意味があったのではないのかなぁ・・・。個人的は、大のお勧め。

上映時間:103分。
公開:1973年(昭和48年)
監督:ピエール・グラニエ=ドフェール
原題:Le Train
出演:ジャン・ルイ・トランティニアン、ロミー・シュナイダー

tag : 離愁 映画 ロミー・シュナイダー ジャン・ルイ・トランティニアン 戦争 ドイツ 不倫愛 1973年 昭和48年

韓国映画星取り表 / 2017年1月版

前回のリストが昨年2015年の5月だったので、1年8ヵ月ぶりのリスト更新。従って新しく加わったのは、19本。これが多いのかどうかは分からないが、前回が愛犬柴犬・大福が亡くなる1ヵ月前だったことを考えるといろいろ複雑。

今回も忘備録としての『韓国映画星取り表』を。以前見たモノも今現在での気持ちで星取り表再び。毎度のことながら重暗いモノが多い・・・。
と言うことで、今回も韓国映画で見たモノ、思い出したモノを思いつくまま羅列してドラマ同様に★を付けてみた。

★★★★★ もう一度、見るかあるいは見ても良いかなと思うほど面白かった。
★★★★  もう一度は見ないかもしれないが、面白かった。
★★★   まぁ、普通で時間の無駄ではなかった。
★★    普通だが、人には勧めない。
★     面白くなかった。時間の無駄。

■印=新たに加えた映画。
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あいつの声 ★★★★
青い塩 ★★★★
■悪のクロニクル ★★
あなたは遠いところに ★★★★
依頼人 ★★★★★
イルマーレ ★★★★
ウェディング・キャンペーン ★★★★
美しき野獣 ★★★
永遠の片思い ★★★
王になった男 ★★★★★
■王の涙 ★★★
オールドボーイ ★
カエル少年失踪殺人事件 ★★★
過速スキャンダル ★★★★
カル ★★★★
カンナさん大成功です! ★★★★★
義兄弟 ★★★★★
■傷だらけのふたり ★★★★
グエムル ★
群盗 ★★★
■コインロッカーの女 ★★★★
後宮の秘密 ★★
光州5・18 ★★★
高地戦 ★★★★
■国際市場で逢いましょう ★★★★
黒水仙 ★
■国選弁護人ユン・ジンウォン ★★★
凍える牙 ★★★★★
殺人の川 ★
殺人の疑惑 ★★★★
殺人の告白 ★★
殺人の追憶 ★★★★★
■殺人の輪廻 ★★
サニー永遠の仲間たち ★★★★★
■尚衣院 サンイウォン ★★★★★
JSA ★★★
四月の雪 ★
執行人 ★★
シュリ ★★★★
■純粋の時代 ★
親切なクムジャさん ★
スキャンダル ★
■セシボン ★★
接続 ★★
大統領の理髪師 ★★★★
■タチャ 神の手 ★★★
■小さな池 ★★★
■堤報者 ★★
デュエリスト ★
テンジャン ★
■同窓生 ★
トンマッコルへようこそ ★★★
夏物語 ★★★★★
■七番房の奇跡 ★★★★
二重スパイ ★★★★
パイラン ★★
破壊された男 ★
八月のクリスマス ★★★★★
ハナ〜奇跡の46日間 ★★★★
■荊棘(ばら)の秘密 ★★
百万長者の初恋 ★★
■ファイヤー・ブラスト 恋に落ちた消防士 ★★
ファミリー ★★★★★
ファン・ジニ ★★
■無頼漢 ★★
ブラザー・フッド ★★★★
FLU 運命の36時間 ★★★
プンサンケ ★★★★
ペパーミント・キャンディー ★★★★★
僕の彼女を紹介します ★★★
炎のように蝶のように ★★★
ホリデー・イン・ソウル ★★★★
ホワイト・クリスマス ★
マイウェイ 12,000キロの真実 ★★★★
ミッドナイトFM ★★★
■奴が嘲笑う ★★
ラスト・プレゼント ★
ラブストーリー ★★★
力道山 ★★★
リメンバー・ミー ★★★★
猟奇的な彼女 ★★★★★
レイトオータム ★★
レッド・ファミリー ★★★
私たちの幸せの時間 ★★★★
私にも妻がいたらいいのに ★★
私の頭の中の消しゴム ★
私の隣の殺人者 ★★★

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64(ロクヨン)前・後編

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ネタバレ度:★(3点がフル)
満足度:★★★★(5点満点中)

この年末年始は、たまっている映画やドラマのDVDだけでなく、BSやCS放送を見た印象が強い。それだけ、地上波のテレビ番組に惹かれるモノが少ないということだろう。
映画視聴の一つが、『64(ロクヨン)』の前・後編。映画公開では前・後編を1ヵ月遅れだったらしい。2本合わせてだから4時間の内容だったが、分けての公開は少々卑怯な気もする。悪く言えば、1本(だいたい2時間ぐらい)にまとめる技量がないとも考えられる。映画なんてのはいかに撮ったフィルムを短く編集するかにかかっているとも言えるから。だから、海外でも、ノーカット版とかディレクターズ・カット版とか訳の分からないバージョンが多く誕生している。

さて、この映画。原作も読んでいないので純粋に(単純に)映画からの情報だけでの印象を受けることができたのは良かったかなと。
64・・・昭和64年(1989年)のことである。昭和天皇最後の年でわずか7日間だけで平成元年になった年のことである。その7日間の中で起きた某県の少女誘拐事件。誘拐された家族にとっては悲しい結果となり迷宮入りの事件に・・・。時効まであと1年と迫った14年後の平成14年(2002年)が主な舞台となる。当時、誘拐捜査にあたっていた捜査一課特殊犯捜査係・三上義信(佐藤浩市)は14年後には、本人的には窓際意識の強い警務部の広報官。日々、記者クラブとの捜査情報の公開・非公開について苦悩している。
そんな日常の中で常に「ロクヨン」と呼ばれている件の事件のことは気にしているが、徐々に管轄警察内部で最大の闇となる隠蔽工作に接触することとなる。そして、新しい事件はひょんな事から起きる。その事件は、あたかも14年前のロクヨンに酷似・・・。

ついつい前・後編を一気に見てしまうほど引き込みはあった。でも、自分が歳を重ねていることもあってか、若手俳優達に魅力ある人が皆無。記者である瑛太も深みがない。これは監督がこの記者個人の背景などは必要ないと判断したのだろう。単なる反骨やさんでしかなく魅力に乏しい。記者の代表的な者がこういう扱いだから、それ以外の記者は推して知るべしである。若手の中では、県警本部刑事の柄本佑が一番良かったかな。
県警のお偉いさんの奥田瑛二は相変わらずの滑舌の悪さで怒鳴っている以外の部分は何を言っているのかよく聞こえない。吉岡秀隆にいたっては、この人は何故役者でいられるの?な感じしかない。となると、ベテランの中では主人公の佐藤浩市とロクヨン捜査官の上司・三浦友和が良かったかな。
エンドロールに流れる主題歌は小田和正でこれはもう自分としては論外。劇場で最後まで聴かねばならない苦痛から回避できるだけ家での視聴はありがたい。

とまぁ、難癖つけ始めると単なるアラ探しになってしまうのでこのへんで。何はともあれ、原作を読んでみようかなと思うほどなので面白い映画だったのだと思う。

前編:121分。後編:119分。
2016年(平成28年)公開
監督:瀬々敬久
原作:横山秀夫
出演:佐藤浩市、永瀬正敏、三浦友和、綾野剛


■ 前・後編合わせ予告。

tag : 映画 64(ロクヨン) 前編 後編 昭和64年 1989年 7日間 平成

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柴犬・福と大福の飼い主をやってました。1970年代・80年代のロックと映画に育てられたレトロ者です。重度の大福ロス(ペットロス)者でもあります。

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大 ボールが欲しい 2005年6月1日 悪へのいざない   タグシール 2005年5月28日 水遊び三昧 郷愁の街角ラーメン バイタルTV 耳からの記憶 平和な気候 稲毛海岸 2005年5月29日 DM 住所タグ 難しい交流 犬に罪はナシ 逃げるが勝ち アメフト タックル ダンボール 2005年6月6日 2005年6月5日 横浜お出かけ 臭いものフェチ 浜町公園 オフィス街 就活 ボールに夢中 熱中症対策 2005年6月8日 無矛盾 貴重な散歩コース 2005年6月7日 ブルーテント ブルーな香り エゴ 2005年6月2日 美化 焦点ズレ 冤罪 本質 真似っこ 2005年6月3日 トリビアの泉 2005年6月4日 トリビア  水飲み 男女雇用均等法 一緒に行きたい 4月生まれ 花見 羽根 伸びるリード イヴォンヌ・エリマン 2005年4月2日 勧進帳の弁慶像 2005年4月3日 2005年4月4日 2005年4月5 オヤジ度 3Dメニュー とろろ 銀座線 461_Ocean_Boulevard Eric_Clapton 2005年3月30日 安らか 重版 ふくまるちゃん 横柄な柴 第20話 寝顔 薄目 肩組まれ 足踏まれ 2005年4月1日 2005年3月31日 丼汁少なめ お利口さん 上品?  2005年4月9日 善意に甘える悪意 ボランティア ANNEEX 2005年4月8日 あうんの呼吸 人口河 2005年4月11日 冷たい雨 相性 ラン丸ジャレ合い 飼い主さんの気遣い 2005年4月10日 いぬのえいが 富士吉 相撲協会 職業に就く人に貴賎あり 犬に罪はない 愚鈍 節操 2005年4月6日 差別 区別 2005年4月7日 千鳥ヶ淵 橋のない川 住井すゑ 社会の歯車 ロックオン 2005年3月29日 ネギラーメン 五目ラーメン マジシャン 訓練士 2005年3月22日 同化 香湯ラーメン(シャンタンラーメン) 2005年3月23日 小っ恥ずかしい イエローサブマリン音頭 民謡 HOUSE_MIX_1 暑かろうて 金沢明子 知らなかった カタログ トラック走 2005年3月20日 充実散歩日 犬仲間 特徴 身体的 百眼の巨人アーガス ローリー・ワイズフィールド お見合い 型録 参加しづらい 国際交流 2005年3月21日 2005年3月24日 オアシス 犬たちからは不評 千葉屋 関係ない  千葉ロットマリーンズ バレンタイン監督 切揚 大学いも 蛎殻町 飛び込みランチ 水天宮前 ときわ 2005年3月28日 アーミー柴 2005年3月26日 天ぷらうどん 違う選択肢 どれも後悔 常に思うこと 飼い主至上主義 苦渋の選択 飼い主の判断 責め苦 2005年3月25日 若葉・ANNEX 別館 Post_Pet 日常的じゃない者 怪しいヤツ 匂いは春? 春は何処 快食快便 豚の生姜焼定食 百聞は一見にしかず 好感度高し お試し来院 糞便検査 マヨネーズ 生姜焼き 几帳面 2005年4月29日 噛み合わない会話 藪の中のボール はまちあら煮定食 2005年4月28日 町内初の動物病院 2005年4月27日 男飯 2005年4月26日 女子から評判悪し 風車 家庭犬 両面焼き 我が家ルール ルールの進化 タケちゃんマン 強きを助け弱きをくじく 迎合 立ち位置 メンバー 黄金週間 行儀の良い子供 辛抱強い お年寄りは苦手 小さな子 2005年5月2日 第22話 涙ポロポロ マグロ赤身 2005年5月3日 まったり キラキラビーム 2005年5月4日 五色丼そばセット ワンコクルーズ ごまだれ細打ちうどん 病んでいない顔 2005年5月1日 杉浦さん 2005年4月30日 ローリングストーン 花島公園 パン屋のオネエサン 漁夫の利 暑くなってきた プチオフ会 特技 シィ~のポーズ 練習なし セルフタイマー撮影 気がつけば巨大犬 訓練犬 2005年4月25日 参鶏湯スープ 香港美食園 ミリ ヒーママ 2005年4月14日 春らしき日 酢豚定食 2005年4月16日 2005年4月18日 お誘い電話 ずぶ濡れ 2005年4月17日 御用繁多 ビッグサイト 泥よけ 着脱簡単 大好きな場所 大好きな人たち 第2の故郷 2005年4月15日 遊んで良い? 2005年4月12日 イヤホン ヘッドホン 犬と服 オートクチュール 2005年4月13日 音悪し 社会音と同居 ウェスティ ゴンちゃん仕様 2005年4月23日 強力ビーム 空気を読めない飼い主 犬それぞれ サラリーマン・キャスター 2005年4月22日 西郷どん 円熟 剛くん gohome ネットの柴友 2005年4月24日 ターニング・ポイント 音声データ 財務省 16歳 原節子 幻の誕生日 バースデー・クルーズ 2005年4月19日 3歳の誕生日 2005年4月20日 第21話 犬のきもち セクハラ騒動 2005年4月21日 単行本 私の好きなもの 目印