2016年 凱旋門賞
今年の凱旋門賞は、いつものロンシャン競馬場が改修のためシャンテイ競馬場で16頭立てで行われた。今年のダービー馬・マカヒキが出走することだけでなく、今回から日本にいても馬券購入が可能になったこともあっておおいに注目された。
結果は、1番人気に押されたマカヒキが14着という大惨敗に終わった。あまりの惨敗ぶりにテレビ中継していたスカパー!のグリーンチャンネルのスタジオも明らかに凍りついていた。
昨晩、レースを終えてすぐにFacebookに投稿したことを備忘録も兼ねて掲載。
---------- Facebookへの投稿 ----------
凱旋門賞・・・日本からのマカヒキ(3歳牡馬:ダービー馬)は1番人気に押されるも14着(16頭立て)。
う~ん、日本馬が凱旋門賞で勝つ条件は、3歳で牝馬であること・・・が条件とかねがね自分なりに思っていた。マカヒキは2つの条件のうち1つを満たしていたので、もしかするとと思ったがダメだった。
56キロの斤量でもダメかぁ・・・。となると、54.5キロで出られる3歳牝馬じゃないと無理なのかなぁ(ちなみに、4歳以上の牡馬は、59.5キロ。牝馬は、58キロ)。
勝った馬はアイルランドのファンド(4歳牝馬)。面白いと言うかスゴイのは、1着から3着までが同一厩舎でエイダン・オブライエン厩舎。しかも、1着から3着までの父馬も同じでガリレオ。ガリレオの子が凱旋門賞を勝ったのは初めて。
以上、凱旋門賞を見終えてのひと言。
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これ以上、改めて書くこともあまりないのだが、マカヒキが来年再び凱旋門賞を狙うとしたら、斤量59.5キロで挑まなければならない。今年の斤量より3.5キロも重いのはどう考えても不利だし厳しい。いかに3歳時に出走することが望ましいかが分かる。今の日本の競馬で59.5キロでレースに出ることなどまずない。そこから考えると悲劇の名馬と言われたテンポイントが1978年(昭和53年)の日経新春杯で課せられた斤量、66.5キロがいかに酷であったかが分かる(結果、レース中に骨折。その後、治療に専念するも安楽死)。
古馬になってしまうと斤量が不利になること以外で気になることがもう一つ。元騎手のアンカツこと安藤勝己さんがTwitterで次のようにつぶやいていた。Twitter ID:@andokatsumi
「マカヒキ。枠順で内に入れてもらえない不利もあったけど、それより全く走ってないね。前哨戦も完璧で、今日も同じくらいに落ち着いとった。力を出し切れるデキやと思ったけどな。ひとつ言えるのは尾を引きそうな負け方。残念、そして心配やね。終わって見れば、ムーアにオブライエン厩舎のトリプルや」
中程の、「~尾を引きそうな負け方。残念、そして心配やね」の部分。以前、武豊騎手が「馬って大負けすると落ち込むんですよねぇ・・・」とも言っていた。
繊細なサラブレッドだし、その中でも強い馬はプライドも高いのかもしれない。それがよもやの大負けすると大きく凹むのも分かる気がする。何しろゴールした時に自分より前に13頭もの馬がいたのだから・・・。今回負ける前までのマカヒキの戦績は6戦5勝2着1回だった。
陣営は、来年のリベンジも考えているのかもしれないが、個人的にはマカヒキでの凱旋門賞制覇はもう諦めて国内でのレースに専念して欲しいと思う。凱旋門賞への挑戦は、来年以降にぜひ3歳牝馬で臨んで欲しい。
最後にジンクス的なことを一つ。マカヒキの父であるディープインパクトの産駒である牡馬は、G1レースは1つしか勝てないというのがある(牝馬は複数勝利がある)。これも実はスゴク気になる。
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