視点や立ち位置を変えて

ほぼ毎朝訪れる大福の散歩コースである巨大広場。巨大すぎて、いつも同じようなポイントばかりで写真を撮っていたが、今朝、大福が偶然立ち止まったところを見てみると、今まであまり見たことない景色だった。遠くの高速道路のジャンクションの辺りはよく見るが、草や芝生のないコンクリートのところを含む景色はちょっと珍しい。
広いとは言え限られている区域の中でもまだ見ていない景色ってあるんだなぁ、と改めて実感。日々の生活でも同じなのかな?当たり前すぎる日常の中にも少しだけ視点や立ち位置を変えるだけでいつもと違って見えてくるモノがあるのかなって・・・。
大福も何やらいつもと違う景色でも見ているんだろうか・・・。
ハンター

柴犬が猟犬だったのはいつ頃までのことだったんだろう。物の本によれば、イノシシ猟でイノシシを追い続けてイノシシがバテて動けなくなったことを見届けて遠吠えで飼い主に居所を知らせる・・・と言うのが柴犬の仕事だったらしい。直接獲物と戦って・・・と言うことはあまりなかったとか。となると、正確には狩猟補助犬と言うべきなのかも知れない。しかし、それも遠い昔の出来事。今では、家庭犬として愛玩柴になっているのが現実である。
大福の場合、友達犬に近づいていく様やボールなどに挑む姿からは猟犬の片鱗が見て取れるから面白い。しかし、大福にとっての狩猟、いわゆる狩りは、どうやって食べ物にありつくかを考えること。台所や居間で紙やビニールの袋が少しでもカシャっと音を出せば、どこからともなく素早くその場所にやって来る。一緒の食事の時も視線の先は、飼い主の箸の先。カフェに行った時は、ひたすら体を厨房のほうに向けて、まさに厨犬・・・。その狩りの能力と言うか集中力は相当高いものがある・・・(´Д`。)
ビニール袋を追いかける時の眼差しは、ハンターそのものなんだけどねぇ・・・。
車内ライオンキング

車で移動中、ちょっと停めて借りていたDVDを返却ボックスに入れて戻って来たら、大福が後部座席から前を覗いてライオンキングのポーズ。
いつも見る姿なのだが、妻曰く、妻が助手席にいる時も僕が車を離れると、ライオンキングのポーズで僕のことを目で追って見ているとか・・・。だから、ちょっと嬉しいポーズなのである。グスン。
自前の毛皮

今朝の散歩では、14度ほどあった気温。天気予報が言う通り夕方の散歩ではかなり寒くなっていた。10度ほどは気温が下がったような感じ。明日の最低気温は1度にも満たないようなことを言っていた。
「今日は寒いですねぇ」が、この冬の朝の挨拶代わりになるほど寒い日が続いているが、住宅内で話しかけてくれる人からは「大福ちゃんは、立派な毛皮着ているから寒くないわよねぇ」なんて言われたりもする。
車に乗せる時など大福を脇に抱えるのだが、その時、手が自然に大福の胸元に触れることになる。その時、確かに大福のお腹はポカポカである。暖かいなぁ・・・大福の毛皮。
でも、大福は一度もその毛皮脱いだことがないから、毛皮の暖かさを認識などしていない。だから、自分自身が暖かいか暖かくないかなんて気にもしていないだろう。むしろ平熱が人間より2〜3度ほど高いのだから、気温が低かったりすると案外、人間より寒く感じているのかも知れない。
うん、そう言えば、朝方が寒い日は、早い時間にベッドに走って来て中に入りたそうな顔してるわ。案外寒がりなのかも知れないな。
余談だが、そのベッドに入りたがっている時だが、決して「中に入れてくださいな」ではなく、「ちょっと、どいてくれませんか?」と言う感じなのである。洋犬の子と違って、一緒にベッドに入って暖を分かち合う・・・なんてことは夢の夢なのである。孤高の柴犬と孤高の飼い主なのである・・・。
嘲笑走り

週末恒例の潮風公園は、陽射しこそあまりなかったがそれでもここ数日の中では一番の暖かさ。公園にお住まいの約2名も何気に過ごしやすそうに見受けられた。
大福はと言えば、早めにお仕事を終えて遊びモード全開。さかんに飼い主を走らせようとするので、ちょっと付き合って走ってみたが、とても4輪駆動にはかなわない。あえなく降参したら、今度は当てつけのように一人走りを敢行。いやぁ〜、速いわ。4輪駆動は・・・。バテてる飼い主の横スレスレをあざ笑うかのように走り抜ける大福なのであった。
そうそう、潮風公園。海抜マイナスなのね・・・。