行く年に惜しみなし

今日で今年2011年(平成23年)が終わる。今年一番の出来事は何と言っても3月11日の東日本大震災に尽きる。
その日、午後3時少し前、いつものように地震で我が家も揺れた。地震か・・・と毎度のようにノンビリ構えてたのは揺れ始めの最初の10秒程だけ。揺れは収まることなく徐々に揺れ幅が大きくなってきた。そして、台所辺りで何かが落下する大きな音。居間でパソコン打っていた自分は、大きな声で寝室にいた大福を呼ぶ。「大福、コッチにおいでぇ!」大福も飼い主のただならぬ呼び声に慌てて廊下を走って来るも、真っ直ぐに走れず足を左右に取られてやっとのことで居間にやって来た(狭い家なのに)。大福を抱きしめて机の下にでも避難しようかと思っているうちに揺れは収まった。すぐにテレビをつけたら、東北地方・太平洋側での大地震であったことを知った。
その後、間もなく携帯電話や固定電話までも繋がりにくくなるが、幸いにも妻から連絡が入り無事であったことを知って胸を撫で下ろした。そして、無謀?にも車で妻を迎えに行った。まだ大渋滞になる前に妻とも合流でき、最小限家族3人は群れをなすことが出来た。そして、今思えば信じられないほど早く家に戻ることが出来、テレビのニュースを見入ることとなった。そして、知った現地の津波の惨状と福島原発事故のこと・・・。
昨日のようでもあり、遠い日のことのようでもある・・・と言うのが本音。節電対策のための計画停電。水や食糧の不足。ガソリン供給の困難・・・今まで体験したことない経験を強いられた。
こんなことが、その年の思い出になる年は今までなかった。そして、この国の危うさをまざまざと感じる年もなかった。人生、何事も経験と言われるが、こんなことは経験しないに越したことはない。1万5000人以上の人が亡くなり、いまだに4000人弱の人達が行方不明扱いになっている。こんなことはもうたくさんである。
明日の朝になれば、新年として時を刻むことになる。果たして明日からの日本はどうなっていくのだろう。期待としては、年が変わったことでの一変を思いたいが、それほど安易なことではないだろう。でも、明日は確実やってくる。嘆いても仕方ない。大福ら犬達を見習って、目の前の現実を受け止めて前向きに生きていくことが賢明なのであろう。我ら飼い主や人間は、犬達に癒してもらうなど呑気なことばかり言っていてはいけない。犬達からもっと学ぶことが多いのかもしれない。だから、行く年を惜しむことなく、前を向いて共に生きていきたいと思うのである。
皆様、今年も愚日記にお付き合いいただき本当にありがとうございました。来年は皆様にとって、良い年になりますよう心から願っております。そして、大福や我らアホ飼い主夫婦を変わらずよろしくお願い申し上げます。本当にありがとうございました。
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旧地に強敵

今日は今年最後のシャンプー日。と言うことで、朝の散歩を済ませて、その足で以前住んでいた旧地へと向かう。昨日とうって変わって一般道は空き空き。アレヨと言う間に旧地に到着。大福をトリマーさんに預けて、仲良しのガッちゃんチに挨拶に。ガッちゃんもいてくれて(当たり前)今年お世話になったお礼など。厚かましくお茶とお菓子などいただいているうちにシャンプー終了の電話が入って、大福を迎えに行く(ガッちゃんも一緒)。
帰りは、大福が仔犬時代に朝に夕に散歩で通い詰めた小学校の外周広場で懐かし散歩。大福、懐かしさを感じてたかどうかは定かではないが、太くて立派な枝を発見。よせばイイのに咥えて『枝の舞』をしようにも何しろ太くて重いので大苦戦。そう言えば、仔犬時、校庭に植えられてた木の保護竹に果敢に挑戦してたっけ・・・。思い出深い小学校だなぁ、ココは・・・。
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特別扱いの段ボール

大福が好きな現地調達オモチャは、枝、葉っぱ、松ぼっくりなどだが、もう一つお気に入りなのが、段ボール。ただ、この段ボール、他の現地調達オモチャ達と遊び方が違う。枝や葉っぱなんかは咥えて遊んでいるだけだが、段ボールに関しては咬んでは千切るの破壊活動をする。
大福が破壊活動するのは大変珍しい。家の中で床に直置きしてある調度品にもイタズラすることもないので当然壊しもしない。唯一、破壊を目的にして遊ぶのが段ボールだけなのである。もちろん、理由は不明。不思議である。
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元気盛り

世間では今日が仕事納めなのかな?でも、大福には、そんなの関係ねぇ、そんなの関係ねぇ・・・ってことのようで、いつもながらの朝の散歩。この時季、海風が強いので、大福は地を這うように舞う葉っぱに猛反応。そして、葉っぱじゃ飽きたらず、「ねぇ、ビニール出してみれば?」な顔でまん丸お目々。そこまでアピールされたら、やらぬ訳にはイカンだろと、おもむろにビニールを出して風に舞わせる・・・。
いやはや、大福さん元気だこと。跳んだりはねたり大忙し。こんなに元気な姿を見せてくれるなら、海風寒くても我慢のしがいがあるってものだわな。ズルッ。
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若い世代でも世代交代

また競馬の話。有馬記念、馬券買わずとも一番美しい形は、1着:レッドデイヴィス、2着:オルフェーヴル、3着:ブエナビスタだったと思うのだが・・・。
ブエナビスタは、来年以降の競馬のあるべき姿から考えると、オルフェーヴルに勝ってはいけなかった。三冠馬に勝っての引退は、来年以降のオルフェーヴルの勝利に水さすことになるから(もし、ブエナが出ていれば・・・って)。かと言って、大負けしては自分の偉業に泥塗る訳にはいかないから、着順はオルフェーヴルの一つ後ろが望ましい。
そして、オルフェーヴルが勝ってしまうと、来年以降のレースで相手ナシとの印象もついてしまい競馬に面白みがなくなってしまう。
であれば、オルフェーヴルのライバルとなる同世代の馬がオルフェーヴルより一つ上の着順に来るのが美しい。となると、武豊が急遽、騎乗することになったレッドデイヴィスに白羽の矢が立つのだった・・・。
しかし、結果は、1着:オルフェーヴル。7着:ブエナビスタ。9着:レッドデイヴィスと全くもって自分が描いた予想シナリオからかけ離れたモノになってしまった。
武豊の騎乗ぶりもパッとしなかったなぁ・・・。これで、武豊は24年連続の中央場所でのG1制覇の記録が止まってしまった。ジャパンカップ・ダートにスマートファルコンが出なかったことが悔やまれる。
そのスマートファルコンは、29日、大井で開催される東京大賞典に出走する。武豊が落馬さえしなければ、勝つことはまず間違いないだろう。
武豊のG1連続記録が止まったことで、今年のリーディングはどうなっているのか?と思い、JRAのサイト見てビックリ。今年、リーディングの16位だったんだなぁ・・・しかも、64勝しかしていない。常に140勝近くしていただけに信じられない数字である。更に驚くべきは、昨年2010年も69勝で15位に終わっている・・・。
もう終わってしまったのだろうか?淋しい限りである。
思えば、今年は他にも、野球:イチローのシーズン200本安打記録。将棋:羽生名人の王座連覇記録。サッカー:三浦知良の連続ゴール記録などが止まってしまったものが多い。
自分よりも若い世代ですら世代交代を余儀なくされた年だったんだなぁ・・・。
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