マチネの終わりに
ネタバレ度:★★(3点が全バレ)
満足度:★(5点満点中)
チコちゃんが、出した問題の正解を回答者が一発で当ててしまった時に放つひと言「つまんなねぇ奴だなぁ~」風にいうのであれば、
つまんねぇ映画だなぁ~
となる。
しかし、見た人たちのレビューは、すこぶる高スコア。自分の感覚こそが時代にマッチしてないんじゃないのか?と悩みそうなほど高評価なのである。
でも・・・これ面白いかぁ?40歳女性と38歳男性カップルの物語なのだが、薄っぺらで見ていて恥ずかしくなってくる。もしかして、カップルが行き違いになってしまうきっかけが「スマホでのやり取り」ってのが、今風すぎてダメだったのかも・・・と思って、原作の発表時期を見たら2015年となっていたので、それほど今時代と違いがあるとは思えない。知り合って20年も良い距離感を保ち続けていて、ようやく婚約にこぎつけたジャーナリストの小峰洋子(石田ゆり子)に事情を知りながらも求愛するクラシック・ギタリストの蒔野聡史(福山雅治)だが、たかがスマホのメッセージだけで、情熱が一気に萎えてしまう(諦めてしまう)ほどの熱量だったのかとシラケてしまう。
マチネって昼の公演のことをいうらしいが、自分にとってのマチネとは、一日2公演することをいうのかと思っていた。もし、マチネを2公演と解釈するなら、誤解から違う生活を営んでいた2人の時期を「昼の公演」。誤解が解けてセントラルパークでお互いの姿を見つけて歩き始める2人の今後こそが「夜の公演」であったりするのかもね。あ、古谷一行は完全にミスキャストね。
■ 予告:
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