通報者(女性): もしもし、火事なんですけど。
消防員(男性): どうしました?
通報者: だから、火事なんです!
消防員: あ、はい。火事なんですね?
通報者: そうです!火事です!
消防員: アハハ、奇遇ですね。私、カジ(梶?)と申します。
通報者: そちらも火事なんですか?
消防員: はい、梶と申します。
通報者: もう・・・燃えてるんです!火事なんです!
消防員: はい、梶と申します。
通報者: とにかく早く来て下さい!
消防員: どちらの梶さんですか?
通報者: 『だるまや』の裏なんですぅ!
消防員: もしもし、梶さん?
通報者: 私は梶ではないんですが、火事なんです!
・・・フェードアウト。
そう、1975年中盤から後半にかけてラジオをきっかけに世を席巻した『スネークマンショー』のプログラムの一部である。こんなエピソードの中にも登場した『だるまや』。一年ぶりぐらいに行ってみた。
お昼のピーク時を過ぎていたからか、それともコロナパニックのせいで外出を控えている人が多いのか店には並ばずに入ることができた。相変わらず接客上位者のオネエサンの柔らかい口調が心地良い。
注文したのは、2人分で「かた焼きそば」、「だるまそば」と「半炒飯」のセット、それに「餃子」。もっと食べたいところだが、2人だとこのくらいにしておくべきだろう。
品出しは、まずは「かた焼そば」。見るからに熱々そうな餡かけ。それに明らかにクチの中を怪我するのが確実な太めバリバリの揚げ麺。お酢をタップリかけていただいてみる。本来は太麺苦手な自分だが、こちらの「かた焼そば」はじゅうぶん好みである。和辛子とお酢の相性もバッチリ。
そうこうしているうちに「だるまそば」の具が登場。あらま、チャーシューの切り方がずいぶん大ぶりになったこと・・・。これは以前のように細めの短冊風のほうが好みだったかな。そして、麺が登場。透明なスープの中に見える太めな麺。この太麺こそが『だるまや』ならではか。極細麺、4本分ほどありそうだ。スープは、カツオ?煮干し?とにかく香りから楽しむことができる。欲をいえば、スープはもっと熱々だと嬉しかったかな。
そして、「半炒飯」と「餃子」とが続く。「半炒飯」は、パラパラサラサラでシットリベタつき感は一切ナシ。薄味でこれまた自分好みである。量もちょうど良い。「餃子」は特に印象に残らない。ただ、皮がなかなかの優れものであることは分かる。
昔は、冬でも「冷やし中華」が食べられたので大変重宝してたが、いつからか季節メニューになってしまって、これは残念。「ニラ玉」、「レバ炒め」・・・単品をもっと注文したいが、やはりもっと大人数で来なきゃ、それは叶うまい。
夜の音楽の友は、『スネークマンショー』で決まりだな。
■ だるまそば・具
■ だるまそば・麺
■ 半炒飯
■ 餃子
■ だるまさん達
■ 店構え
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