なんだ?これは!
スゴイじゃないの!エンターテイメントとして完成形じゃないか。
WOWOWで放送されていた『E.G.11』のコンサート番組を録画で見たのだが、正直度胆を抜かれてしまい一気に見終えてしまった。E.G.11もE-girlsのこともほとんど知識ナシで見たのだが、どうやらE-girlsというのが11に人にスポイルされたのがE.G.11のようである(たぶん・・・自信ないけど)。
コンサートは、さいたまアリーナで行われた最終公演の模様だったが、オープニングから終わりまでとにかく見ていて楽しい。ジジイが見ても楽しさが伝わってくるのだから、コアなファンにとっては涙ものだろう。とにかく衣装の色合いも綺麗で華やかだし、11人それぞれの個性も際立っていて輝いている。
自分としては、大所帯のメンバー構成は受け入れがたく、10人以上のメンバーには否定的。だから、モーニング娘。やAKB系列、そしてEXILEなどは自分の範疇ではなくなる。当然、E-girlsも20人近くだったようで範疇ではない。このE.G.11も人数が11人に減ったいっても大所帯であることは変わりないので、今回の視聴も雰囲気だけ見れば良いかなという程度だったが、まさか最後まで見入ってしまうと思っていなかった。
小室ファミリー(死語?)のTRF。5人組のグループだが、デビュー前は8人組だったとか。プロデューサーの小室哲也が5人組に編成を変えたらしい。人数を減らした理由は、「人が(観客・ファン)顔を覚えてくれるのは、せいぜい5人ぐらいまでなんじゃない?」だったとか・・・。この理由、実はかなり同意したい。だから、自分が大所帯のグループが嫌いな理由に直結してるのだとも思う。人数多すぎるとどこを見て良いのか分からないし・・・。
その大所帯グループに対しての思いは、メンバーが少なくなったといっても11人組であるE.G.11にもいえることだ。だから、本来、評価の対象外のはずだったが、このグループは、自分の概念を見事にくつがえしてくれた。ボーカル3人+ダンスパフォーマー8人の11人編成である。ボーカル3人?・・・ん?まてよ、スリー・ドッグ・ナイトと同じじゃないか。違うのは、ダンスパフォーマーと楽器奏者の違いだけだ。なるほどなるほど、そう来たか!この3+8の編成が見事に機能しているのが、E.G.11だ。ボーカルの存在感だけで、ややもすると日程消化試合的にお飾りだけになってしまう可能性も含んだダンスパフォーマーの8人。いやいや、ボーカルに負けじ劣らず、それぞれ個性を出して存在感を維持できている。だから、ジジイである自分にとっても11人のどこを(誰を)見るべきかさほど混乱せずに全体感を把握して見ることができた。これは最大級に評価できることだと思う。プロデューサーのチカラによる部分も大きいのだろうが、ネックともなりそうな大所帯グループを堂々と確立しているメンバーの個々の実力もおおいに評価すべきだろう。
m-floに初めて触れた時の驚きと同じ、あるいはそれ以上の驚きをE.G.11に見たのであった。見に来ているファンの子たちのなんとも楽しいそうな姿が、このグループの最大の財産といえよう。女の子たちのファンも小さなファンたちも本当に楽しんでメンバーと同じ空間を共有していて見ていて感動すらしてしまう。嬉しい誤算だったE.G.11のライブ番組視聴だった。
■ コンサート・ダイジェスト。
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