犬・猫のマイクロチップ(以下、チップ)の装着が来年義務化になるらしい・・・と
livedoor NEWSに載っていた。
反対はしないけど、このての話が出る度にいつも思うのは、相変わらず片手落ちだなということ(放送禁止用語?)。
毎回、導入ばかりの促しで、「読み取り機(リーダー)」の話がまったく出てこない。
今は亡き愛犬柴犬・大福が元気だった頃の知識なので、今時代のチップはかなり進化しているのだと思いたいが、いつも合点いかなかったことを列記してみる。
■いまだにチップの規格は統一されれていないのか?
-過去のチップは規格が統一されておらず、読み取り機には互換性がなかった。
■その読み取り機の設置箇所の曖昧さ。
-動物病院、保健所。他にはないのか?いまだに各警察署や交番には設置されていないのか?個人での読み取り機の所有率は?過去に、行政からの助成がないから当院には読み取り機がないという動物病院も複数存在した。
■チップの情報は、飼い主情報の他に病歴など治療履歴も上書き更新できるのか?
-相変わらず、飼い主情報だけなのか?長期間、迷子になる犬や猫も多いだろう。幸い発見されて読み取り機にかけた時に病歴やアレルギー、薬の処方歴などが分からなければ、獣医師も治療ができない。
■チップの義務化は賛成としても、行政は個人繁殖にまで関わる気持ちはあるのか?
-家庭内繁殖した場合まで義務化の確認ができるのか(義務化の徹底を本気でヤル気なのか)疑問。犬種などによっては、かなりの多頭数出産もあるわけで、それらにも義務を課する覚悟があっての省令公布なのか疑問。ブリーダーに対しても同様の疑問が残る。
と、ズラズラ書いてみたが書いてみて思うのは、あくまでも個人飼い主に対しての促しレベルでしかないように思えてならない。表面的なだけの策にならないのであれば大賛成である。迷子札とほとんど同じにならないことを切に願う・・・。
そして最後に、今時代のテクノロジーなら、このサイズでGPS機能を付け加えることは無理なの?