大福目線

大福の目線の話。大福の立場を意識しながらモノを考える・・・と言う飼い主の心得的なことはもちろんあるのだが、それよりももっと直線的な目線の話。
信号待ちなどの時、しゃがんで大福の横にいると、大福の顔の位置は車の排気ガスが一番排出される高さであることが分かる。人間の大人だって、大きな幹線道路での排気ガスには顔をしかめてしまう。地面からより近い位置にいる大福ら犬達が吸い込む排気ガスの量なんて大人の比ではない。だから、大福の散歩ではほとんど交通量の多い幹線道路は通らない。ほとんどは、車に乗せて広場や公園まで行き、ソコを中心に散歩している。
地面から近い位置で行き来する大福。排気ガスのこと以外にもその高さのことを考えるといろいろなことが分かる。そう、目線である。同じ景色でも見え方が全然違う。
家前広場の何気ない景色。同じようにも見えるが、よくよく見ると見え方がだいぶ違う。何でもない木の高さも大福にしてみればずいぶん大きく見えるに違いない。左側の植え込み横に並んで駐車している車なんか全く見えてない。植え込みも大福にとってはけっこうな高さなのかも知れない。たまに、車を停めて植え込みを跨いでくる人もいるが、飼い主はその人が車から降りてくるところから見えているが、大福はその人がいきなり植え込みを跨いで来るところから始まる。かなり突然な出来事に違いないので驚くこともある。
そんな風に大福目線(見え方だけでなく思考もね)でいろいろモノを考えてみると、ずいぶん飼い主のご都合主義で判断して行動したり、させていることが多いのに気づく。飼い主は、やはり想像力が大事なんだなと今更ながらに思うのである。
自覚

大福って、自分のことをどのくらい知ってるのかな?と思うのである。
自分が犬であること・・・そんなこと知るはずもない。
飼い主が人間であること・・・それも知らないだろう。もしかすると飼い主のことを二足歩行の犬(同族)と思っているかも知れない。
自分の容姿・・・恐らく知らないし気にもしてないだろう。鏡張りのエレベーターに乗った時、鏡に映ったモノを気にしてたのは飼い主の姿だった。鏡の中いる飼い主とすぐ横にいる飼い主とを交互に見ていた。自分のことなど全く見ていなかった。
病気や死の概念・・・もちろん知る由もない。だから、いつもその日その瞬間の出来事を全て受け止めて一生懸命生きている。
こりゃ、飼い主の責任大きいわ。これからも精一杯お世話係に励ませてもらいますよ。
いつもと逆

今朝は、後輩柴の宙ちゃんに会えた。しばらくしたら、日本スピッツのクリスくんにも会えた・・・ん?あれ?もしかして日本犬3人?こりゃ珍しい。いいね!いいね!ってFacebook風。
そう言えば、ごく普通に当たり前になっていたけど、世の中的には洋犬たちのほうが圧倒的に多いんだったわ。だから、散歩で会う子も自ずと洋犬のお知り合いのほうが多い。たまに日本犬と出会っても少数派な感じで積極的に輪の中に入る感じではない。ところが今日は、日本犬三人衆のところにヨーキーのテトくんが来てくれただけで奇跡の日本犬が多数派に変身!これはホント珍しい。いつもと逆のパターンだもの。ふふふ、たまにはこんな朝もイイかもね(^_^)v
犬も歩けば猫も歩く

以前も書いたことあるが、世の中の使われる言葉の中で「犬」が登場するモノは良いモノが少ない。
・犬侍
・犬死に
・飼い犬に手をかまれる
・負け犬
・犬畜生
・犬食い
などなど、ろくなモノがない。もちろん、良いモノもあるんだけどね。犬馬の労・・・とかね。
で、自虐的に言えば、「犬にも劣る」というのもあるのだが、この言葉、日常生活の中で使いたくなることが多々ある。でも、犬に敬意をはらっているので実際には使わないのだが・・・。
どんな場面で使いたくなるかと言えば、何と言っても挨拶。おはようございます。こんにちは。こんばんは・・・こんなことも言えない(言わない)大人が多すぎる。挨拶しない主義なの?と訊きたくなるほどだ。犬の飼い主の中にもけっこう多いから笑えない。面白いことに?そんな無挨拶飼い主が連れている飼い犬のほとんどが犬同士の挨拶ができない・・・これって、当たり前のように思えて納得してしまう。
それにしても、犬を使った言葉は悲しすぎる。
犬も歩けば猫も歩く・・・こんな脳天気な言葉で犬が語られる日がいつか来て欲しいな。
セーフ!

今日は雨らしい雨が降り続いた一日だった。ただ、気温も低く、どうも梅雨の雨という気はしない。何となくチグハグとした今年の梅雨。これから先、どんな展開を見せてくれるんだろうか。
そんなしっかり雨の一日だったのに、朝の散歩は雨が降っていなかった。風もほとんどなく気温も低くて陽射しもなくて走り回りには絶好のコンディション。大福もそのコンディションに応えるべく、いつもよりしっかり走っていた。
ところが、朝散歩を終えて家に着く頃にはポツポツと降り始めた。そして、その後は一日中しっかりと雨降りが続いた。朝散歩の時だけ、まさにセーフ!と言った感じだった。うーん、運使いすぎたか?