NARKISSOS / サディスティック・ミカ・バンド

今日はミカ・バンドの17年ぶりの新譜『NARKISSOS』の発売日。予約もしてなかったので、千葉にいて今日手にすることが出来るのかとちょっと不安になったので、TUTAYAに電話して入荷するかどうか聞いてみた。しかし、反応は思い通り悪く、まずアーティスト名を知らない(無理もないか)。そして、待たされた挙げ句に「ウチでの取り扱いはありません」と来たもんだ。千葉に住んでいて、そんなに不自由なく暮らせるのだが、本やCD、DVDが思い通り入手できないのはかなりのストレスとなる。
今日の入手は無理かなと思っていたら、ちょっと立ち寄った大型スーパーのテナントビルにタワーレコードがあったので、一応尋ねてみたら、運良くココは入荷していたし、店員さんに聞いてもすぐに分かった。早速購入して車の中で視聴。
歴代のメインボーカル「ミカ」はプロの歌手でなかったが、今回は木村カエラをボーカルに迎えたので一応プロの歌手が歌っているなと言うのが、最初に聴いた印象。全曲に彼女が参加しているのではなく、メインを担当しているのは3曲程。後は、既成メンバーのオジサンたちが奮闘している。サウンド的にはかなりレベルが高いような。もっと言えば、プロのボーカルを迎えて、やっと本当にやりたいことが出来たと言う感じなのでは?とさえ思えるほどの力作。
ただ、残念なのは木村カエラが正統的に歌いすぎて面白味に欠けるところ。ミカ・バンドのミカ・バンドらしいところは「ヘタウマ」だったはず。その点においては、このミカ・バンドは「らしくない」とも言える。でも、良くないわけではない。なかなか難しい評価である。
更に、心配なのは木村カエラ。ミカ・バンド加入はあくまでも一過性のものなはずである。しかしながら、今までの彼女の音楽活動の中では一番クオリティの高い音楽となってしまっている。今後、彼女自身の音楽活動でミカ・バンドを越えることが出来るのだろうか。
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