時効警察

時効警察が何とも普通に帰って来た。
2006年1月〜3月期にテレ朝系列金曜夜11時15分から放送されていたドラマ『時効警察』が今夜から新シリーズ登場。また金曜夜にリアルタイムでテレビ前に座るハメになってしまった・・・。
この『時効警察』は、相当にくだらない(この場合の「くだらない」は褒め言葉である)。この「くだらなさ」が曲者。放送時間枠のマイナーさも後押しして、10年ほど前に存在した言葉「カルト」に成り得るのである。極端な言い方をすれば、『時効警察』を面白いと言えば、ちょっとばかりセンスがイイ?・・・なんて感じの錯覚に陥ってしまう可能性を含んでいる。「あのセンス分からないとツライよねぇ」・・・とかな感じ?
1980年代初頭に、TALKING HEADSを好きだと言うと、何となく時代の先端を歩いていたように思われる妙な感じに似ているような気がする。別に、TALKING HEADSが裸の王様であったと言うことではない。彼らは本当に良いバンドだったし、アルバム『REMAIN IN LIGHT』なんか、今聴いても、そのFUNKさは時代の波を全く感じさせないほどの秀作だ。
ただ、好きでもないのに「好き」と言っていたトホホなカタカナ職業の連中がけっこういたのが当時の東京だったりしたのである。
『時効警察』は。TALKING HEADSほど、アーティスティックではないにしろ、時代が流れた今、間違いなく「曲者の域」にある作品なんじゃないのかなと思うのである。だから、今回の新シリーズはいろいろな意味で面白そうなのである。オフィシャルサイトも楽しい。
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