アキレス腱

今日は我が家の愛犬柴犬・大福の5回目の誕生日である。バカ親から見れば大変お利口な子で、そこらのトホホな人間の親が育てている子供なんかよりも数段お利口さんである。
この世に生を受けたもの全ては、死ぬために生まれて来たとも言えるだろう。普通に考えるなら、恐らく彼女は私ら夫婦よりも先にその人生をまっとうすることだろう。その日のことを思うといたたまれない気持ちになってくる。
その予測できる日に備えて?愛犬が高齢になってきたら、別の犬を重複して迎え入れて、悲しみを乗り越えてはなどと、おおよそ信じられないことを言う者もいる。こういう人種こそ信じがたい。自分の伴侶が年老いて来たら、その代わりとなる者を早々と準備するのか?と訊いてみたいものである。仮にそう質問したら決まって返ってくる言葉は「人間の場合は違うから」だろう。だったら、愛犬家面して語るなと言うことなのである。
その日が来て、深い悲しみに暮れることは容易に想像できるが、実際は想像以上の悲しみなのだと思う。立ち直ることが出来るのかと不安にすらなるほどだ。でも、深く悲しみ、引きずって立ち直れないとしても、それも含めてこそが愛犬との付き合いなのではと思っている。アホ飼い主だろうが、偏屈だろうが、この考え方に軸のブレなど全くない。
そう、愛犬・大福は私めのアキレス腱なのである。関口哲平著に『愛犬マックス・誘拐DOGNAP』があるが、これには相当共鳴できる。
大福の誕生日に正直思うことは「時間よ止まってくれ」である。この楽しく充実した彼女との日々が永遠に続かないかと、あり得ないと分かっていても本気で願ってしまう。
別館と称して『福と大福の間』なる別サイトに大福絡みの日記を書き続けているが、そちらではあまり触れないことをコッチで書いてみた。
大福さん、お誕生日おめでとう。そして、ありがとネ。これからもアホな飼い主に付き合って元気で生きてくれよな!
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