『朱蒙(チュモン)』

日本人の特性の中には「ファジー」と言うのが確実あると思う。誰でも使っている言葉の中に「基本的に」「前向きに」なんてのが必ずあると思う。よく考えると妙な言葉である。「基本的にはともかく、実際のところどうなのよ?」と思わずツッコミを入れたくなるが、自分でも使っていたりするので何を言わんやである。
「〜を、やらないよりも、やったほうがマシ」なんて言葉もよくよく考える妙な気がする。この言葉の困ってしまうことは、この言葉遣いのまま行動することが、前向きなこととして受け止められたり、使う本人側も肯定的な自分としてとらわれてしまう点である。確かに、行動したほうが良い場面のほうが多いとは思うのだが、実は、計画性がなかったり、あるいは「やろう」とする発想がなかったことをベースにして存在する言葉では?と思うのである。だから、どうもあまり前向きとは思えないのである。「とりあえず」とか「まず」は、行動すると言うような印象が強いのよね。もちろん、行動せずに何もしないよりは良いと思うのだが。あっ、そうか、だから「やらないよりも、やったほうがマシ」となるのか・・・。あれ?よく分からなくなってきてしまった・・・。でも、せっかく書いたからこのままにしておこうっと。
で、この言葉をそのまま使っての新ドラマ視聴が始まってしまった。BSフジで韓国時代ドラマ『朱蒙(チュモン)』が先週からスタートしたのだ。全80話の長丁場なので、週1回の放送だから全部見終わるのは来年の6月頃か・・・(長!)。韓国では相当評判が良かったようなので、ぜひ見たいと思っていたのだが、BSフジの放送は日本語吹き替えなのだ。日本語吹き替え否定派なので、本来は見ないのであるが、我が家の現環境では他に視聴手段がないので、やむを得なく見ることにしたのである。まさに、「見ないよりも、見たほうがマシ」と言うことで・・・。
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