韓流時代劇完全ガイド

いやぁ、ここまでヒドイ雑誌(ムック)は久しぶり。そのタイトルを『韓流時代劇完全ガイド』と言う。今まで買った本の中で間違いなくワーストである。韓流ブーム、それも今だと韓国時代劇の本を出版すればそれなりに売れるだろうという魂胆だけで出版した本であることが見え見え(実際、私めは買ってしまったし・・・)。
編集者の中に何人かでも韓国時代劇が好きな者でもいればここまでヒドクはならないだろうから、恐らく一人も韓国時代劇が好きな者はいないのであろう。
何がヒドイって、取材力が全くない・・・と言うか取材などしておらず、想像するにネットや他の書籍から学んだだけで作ってしまったのだろう。何一つ目新しいものがないし、他の書籍で間違えている歴史的事実をそのまま鵜呑みにして載せている個所もあったり。何よりもヒドイのは、出演者の表記と写真が違っている個所が一個所や二個所でない。このバカボンぶりは、この本を買うような人は誰でも気付くことだろうから致命的。
コスミック出版というところから出ている1380円の本。家に置いておくのも気分が悪いので一度ペラペラ目を通してゴミ箱に直行。この最低本、終わりに恥ずかし気もなくスタッフ・クレジットなど載せているが、名前が載っている者は、発行人を含めて恥を知るべきだし猛省を促す。こんな本出してお金とってたらバチ当たるよ。
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パズル

金曜9時からのドラマにしてはずいぶん軟弱でいい加減なドラマである。登場人物の数も少ないし、何しろドラマ内空間が圧倒的に狭い。
しかし、ついつい録画までして見てしまっている。最近妙にテーマを持たせた肩肘張ったドラマが多い中で、金にどん欲な欲深い女教師を主役に据えたとんでもないところが面白い。ドラマのキャッチは「頭のいい奴に、この謎は解けない」・・・んー、何とも意味深なのか意味がないのか分からないいい加減なキャッチである。
このドラマも漫画の原作なのかなと思ったが、『トリック』の蒔田光治によるオリジナルストーリーとか。マンガの映像化に頼り切っているテレビドラマが多い中でこの『パズル』のフニャフニャ感は何とも貴重。主役の女教師役の石原さとみも今までの役柄から大きくイメージチェンジで怪演(快演?)。アディダスのクラシック・パーカーが渋い!このてのドラマが放送されそうな同日金曜夜11時15分からの枠(現在『キミ犯人じゃないよね?』が放送されているがコチラは悲しいぐらいのダメダメ)で放送されずに金曜9時というゴールデンタイムで放送されているのは石原さとみによるところか。
番組のエンドタイトルのちょっとオドロオドロした感じの雰囲気と中身の馬鹿馬鹿しさのギャップも楽しくて趣味だぞ。
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安全神話崩壊
この頃は、テレビで凶悪犯罪のニュースを聞いても、どの事件の話なのか一瞬にして分からないほど殺人事件を始めとする凶悪犯罪が起きている。凶悪犯罪だけでなく自殺者の数もかなり増えているような印象がある。
日本はどこかで道を間違ってしまったのかなぁ。軌道修正なんて今更できるんだろうか。
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女子アナの憂鬱

元TBSの女子アナ・川田亜子さんが練炭自殺した。面識はないが合掌。
女子アナウンサーってのもなかなか過酷で因果な商売で他の局員に比べて華もあるが苦労も多いようだ。入社3〜5年ぐらいで自分の起用のされ方と将来的の在り方を見据えて悩むのがごく普通。悩まずに前に進める者ももちろんいるが、この者たちは向上心がなかったり鈍かったりで、採用時にたまたま標準値を超えてしまったか、あるいは運が良かっただけで女子アナになってしまった者たちなのであろう。悩みもないので日々を楽しく過ごすことができるから自殺など考えることはまずない。
退職してフリーのアナウンサーになろうと思って入社する者がどの程度いるのか分からないが、感覚的にはあまりいないのでは?と思う。しかし、局アナとして経験を積むことにより悪魔の囁きも含めて、退職への道が開かれてくることになる。一度しかない人生だから、終身雇用的に局に残るのもヨシだし、思い切って外の世界に出て見るのもヨシ。それぞれ自分の人生なのだから自身の決定に従うことに何ら異論はない。
ただ、自分が局アナとして人気を博していられる理由がどこにあるのか考える必要はあるだろう。局の看板を背負っているから人気があると言うことをついつい忘れがちである。人気=自分の実力・・・と考えてしまっても仕方がないと言っても良いほど、錯覚に陥ってしまう怖い世界である。
局という看板は、仕事場を与えてくれるだけでなく、局アナ自身を守ってくれていると言うことも忘れてはいけない。フリーになって、一番大事な部分がこの「守ってくれる」と言うことなのかもしれない。プロダクションに所属しても局の守りとは全然違う。このことは辞めてみないと分からないかもしれない。
日本のプロダクションの場合、所属しているタレントAにマネージャーのAAが付いていたとする。仮に引き抜きという理由で甲がプロダクションを退職して、別のプロダクションに転職したとする。タレントAは、どうなるか・・・ほぼ100%、新たなマネージャーBBがAに付くことになる。
海外の場合だとどうなるか・・・マネージャーAAが別のプロダクションに移籍した場合、タレントAも一緒に移籍するというのが、そのほとんどだ。タレントとマネージャーの絆の強さが感じられる。この絆の強さの中には、自分のタレントを守るというファクターも当然高い比率で存在しているのである。だからこそ行動を共にできるのである。
日本の場合、局の守りとプロダクションの守りは、まさに雲泥の差ほどの違いがある。局を辞めてプロダクションに所属して初めて知るその差に愕然とする者も多い。差に気づく者は悩み多くなるんだけどね。
今回の川田さんに限らず、女子アナの死亡はこの10年ぐらいでも日テレの米森麻美さんの怪死や同じく日テレの鈴木君枝さんの投身自殺など数件ある。決して頭が悪い人種でないだけに考えること(悩み)も多いのであろう。
ところで、女子アナと言えば日テレ55周年キャンペーンに出ている女子アナ3人組。たった数秒のスポットなのにリズム感の悪さをバッチリ露呈させている。あそこまでリズム音痴なら辞退すれば良いのにと思ってしまうのだが、お仕事で辞退もできないほどの強要であるなら女子アナの仕事もシンドそうだなと思ったり。
身体的特徴
声はすれど姿は見えなくても、その声に聞き覚えがあったり。同じ方向に向かって歩いている時に前方に何やら見慣れたハゲ具合の頭があったり。雑踏の中で頭一つ以上出っ張っている長身があったり・・・こんな感じで、その存在を認識できてしまうことってけっこうある。
しかしだ、これが身体的特徴だったりする場合だと、よくよく考えてしまうこ。先のハゲもそうだが、デブだったりなども身体的特徴と言えるだろうし、身体障害的な特徴などはモロそれに当てはまってしまう。
相手がコチラに気がついていない時などに、それらの特徴で認識できてしまった時、ちょっとばかり声がけできない消極的な自分がいたりする。そんなこと気にしなくても良いのだろうが、何だか気になってしまうのだよ、私の場合。