
TSUTAYAに顔を出すと映画のDVDコーナーよりも広いスペースを確保されている韓国ドラマや映画。ヨン様以来、「韓流」なる言葉が誕生して韓国ブームが始まったわけだが、ここのところの情勢としては、ブームの域を完全に脱却して定着の域にまで達していると言って良いだろう。
ドラマや映画の中から韓国の風景や風習などが発信されているわけだから、10年前に比べたら日本人の韓国の知識というのはだいぶ増えたはずだし、興味も高まっているはずである。
なのにだ、意外に盲点というか基本路線の部分で知らないことが多いのも現実。中には、ホントかよ?なんて日常的なこともあったり。
例えば、韓国のテレビ放送はケーブルテレビが主流で地上波テレビは、日中に休憩時間(無放送)がある・・・。ホントなのかなぁ。誰かに訊けば簡単に真偽のほどが分かるのにいまだに分からないままである。
儒教の教えなのか、お年寄りを大事にする傾向が強いことはテレビドラマなど見ていても分かるのだが、ソウルなどに行ってみて驚くのは、バリアフリーとは全く縁遠い街作りに建物。こんなに段差だらけで階段だらけでお年寄りや体の不自由な人は大丈夫なのか?と思ってしまうほど。これについては、お年寄りらはともかく、段差のある街並みや階段を行き来したり登り降りすることで脚力を増して北朝鮮からの万が一の侵略や攻撃時に備えているとか・・・ホントか?
などなど、いろいろあるのだが、最近改めて気づいたのが「姦通罪」のこと。
WOWOW放送の韓国ドラマ『BAD LOVE〜愛に溺れて〜』の中で、カップルが姦通罪で逮捕されてしまった。そうだよなぁ、韓国には姦通罪ってのがあるんだったよなぁと久しぶりに思い出してしまったのである。
姦通罪、日本にもその昔あったのだが、日本の場合は、結婚している女性(妻)自身とその相手が罪の対象で、夫の浮気などは姦通罪の対象になっていなかった。戦後日本国憲法で男女平等が定められたため廃止となった。男女平等なら夫とその愛人なり浮気相手も罪の対象にすれば平等ではないかと思うのだが、何故か男女平等を理由に廃止されたのだった。
で、韓国ではいまだに夫婦共々が対象になって姦通罪が適用されているようだが、ドラマでは女性のほうは男性に妻子があることは知らずに関係を続けていたし、男性は既婚であることを隠して付き合っていた。それでも女性に対して姦通罪が適用されるのか?というのが大いに疑問なのだが。
仮にこの姦通罪が韓国で廃止になったとしたら、男女間のモラルは大きく崩れてしまうのだろうかとの疑問も残る。
と言うことで、分かっているようだが、分からないことのほうが多いお隣の韓国なのであった。
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