前代未聞会見

平成7年(1995年)に起きた当時の警察庁長官銃撃事件が時効を迎えたことを受けて、警視庁の公安部長が会見し「事件はオウム真理教信者による組織的及び計画的なテロ」と発言した。
うーむ、これって極めて異例なことだと思うし記憶の中では初めてのケースのような気がする。良いのだろうか、こんな発言を公にして・・・。
この発言を受けてオウム真理教残党集団が、「いかに警察や国家がでっち上げをしてる」との反論主張を後押しすることになってしまうのは確実である。恐れ多くも有能な頭脳集団である警視庁がこのくらいの図式を理解してないことはまずないから、きっともっと奥深い考えがあっての会見だったのだろう。
とは言え、時効になって起訴すらできなかった事件を特定団体の名前を出して告発するってのはどうも今までのこの国のルール外のような気がしてならない。これはオウム真理教の肩を持つというようなことではなく、例えば、痴漢容疑で逮捕された人が確証(証拠)が維持できないために不起訴或いは釈放になった時に、警察側が「釈放はしたものの、警察は彼が犯人であると確信している」と記者会見するのと同じだと思うのだが違うのかね?この国の先行きが益々不安になってしまうゾ。
東京厚生年金会館

新宿御苑にある『東京厚生年金会館』が今月で閉館になると聞いてビックリ。もう30年近くも足を運んではいないが、いざ消えてなくなると聞くと感慨深いものがある。自分の歴史に関わるものが世の中から消えていくことは、健康を失っていくような思いである。
東京厚生年金会館という正式名称よりも世の中的には、『新宿厚生年金会館』との名称で認知されてた思う。オールドロックファン(主に外タレの)にとっては、中野サンプラザ、渋谷公会堂と並びセットで厚生年金会館は存在してたと思う。まだ日本武道館での集客に不安のある海外アーティストの公演は、この3つの会場で行われることが多かった。どの会場もキャパ数は約2200席ほどであったのも共通と言えよう。
武道館と言えば、先日、木村カエラの公演が行われ、その模様がテレビのワイドショーで少しだけ紹介されてた。その中で、木村カエラが「武道館はイイですねぇ。狭い感じがして楽しい・・・」とのMCを披露していた。
時代は変わったものである。昔は、日本武道館は今の東京ドーム公演のようなイメージがあって、ロックファンにとって武道館公演は「広すぎて」あまり歓迎されていなかった(音響が悪いせいもあったのだが)。それが今では、狭くて・・・だから、時代は変わったものである。
そんな東京厚生年金会館、中野サンプラザや渋谷公会堂よりも横の列の数が多いので奥行きが他の2会場よりもなくて好きな会場だった。デヴィッド・ボウイの初来日もココだったし、多くの外タレ公演の登竜門的な会場だった。閉館が惜しまれる。
表現モラル

報道や表現の自由を語るには文才がだいぶ足りないので多くは語らないが、新聞という報道手段は、自由をはき違えてはいけないと思うのである。
産経新聞の産経デジタルにあまりにもえげつない写真が掲載されたようだ。直接、産経デジタルで見たのではないが、それはもうヒドイもので気の毒なものだった。
女子フィギュアスケートの安藤美姫選手の写真だ。女子スポーツ選手の気の毒なところは、エロ目的なショットを撮られてしまうところだろうが、今回の産経デジタルの写真は、それらのエロ目的の画像よりももっと低俗なものだった。安藤選手のジャンプ回転中の写真だが、リキんだ瞬間に鼻から鼻水が糸を引いて飛び散った写真なのである。とても愚blogに載せる気もしない。
イカンよなぁ。外聞も気にせずに競技に熱中する女子アスリートの姿とでも言い訳でもするのだろうか?どうにも釈明できないだろう。「表現の自由」と「表現モラルがない」のとはだいぶ違うと思うのである。
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トホホな会合

日曜の夕方4時から定例の会合。自分の中では今現在一番無駄な時間である。今日が10回目だからあと2回の辛抱だが、ちょっと辛抱しきれない感じだなぁ。会則によると無断欠席3回で次期に留任。どんな理由があろうと1/3の欠席(4回)で留任。てことは、あと残り2回を欠席しても留任にはならないということなのだが、どうしたものか・・・。
そもそも、連続欠席者は理会員をやりたくないから欠席してるわけで、そんな人を無理矢理に次期会員に留任させること自体がナンセンスだと思うのだが・・・。
まぁ、それはさておいて、今日も訳の分からん人が発言してたなぁ。議長より、ある方から意見書が届いている旨が案内され、その内容が簡単すぎるほど簡単に発表された。会のあり方について貴重な意見が書かれた意見書だったが、訳の分からん人の意見は「こういう立派な方に会長をやってもらうのが良いですよね。たぶん、自分でやりたいからこういう意見を出すんだろうから」だと。皮肉のつもりだろうが、ジョークのセンスもない発言であった。トホホな話である。そんなこと言ったら、意見を言ったら何かやらされるの図式が生じて、まともな意見など述べる人はいなくなってしまうだろうに。
ちなみにこの訳の分からない人、会の中では一番意見を言う人である。今日の愚発言からすると、自分が意見を言うのは好きだが、人から意見をされるのは嫌い・・・の典型的なタイプと言って良いだろう。
あー、貴重な休日の夕方の1時間強、無駄な時間を過ごしてしまったぜ。
TBSの格闘技音痴ぶり

今宵は妻が留守のためTBSのK-1MAXと亀田興毅の初防衛戦のコラボ番組を気を遣うことなく見た。別に妻がいても見られないことはないのだが、この頃の格闘技は妻をソファーの横に座ってもらって一緒に見られる内容が皆無ゆえ、ついつい遠慮気味になっているのである。
まずは、これじゃ亀田戦の前座じゃないのか?としか思えないようなつまらん試合しかなかったK-1MAX。小さな子供が喧嘩して手をブルンブルン回して抵抗しているような試合に誰が共鳴できようぞ。オマケにリングサイドで解説らしきをしていた女性タレントは格闘技の知識など全く持ち合わせていない。「すごかったですねぇ」「強いですねぇ」「これからが楽しみです」とかしか言えない。挙げ句はオンマイクに「もう終わりですか?」と入ってしまい、試合のラウンド数すら把握していないことも露呈してしまう有様。TBSは格闘技の中継をもう辞めたほうが良い。
続いての亀田興毅初防衛戦は、世界戦とは思えない客の入りでスタート(1900人しか入っていなかったとか)。開始の4ラウンドで、もはや勝利の行方は決定的。4ラウンド終了時点でドローと判定したしたジャッジは買収でもされてるのか?と疑われても仕方ないぞ。結局、終始ポンサクレックの思い通りに試合が進み、判定は疑うまでもなくポンサクレックの勝利。ここでもドローとしたアレクシクとかいうジャッジは懲罰ものだろう。ジャッジの査問委員会とかにかけるべきだろう。亀田が劣勢にもかかわらず、一生懸命に盛り上げようとしたTBSのアナウンサーも懲戒ものだ。試合後に続けて放送された番組『ニュースキャスター』でビートたけしが、「実況の声だけ聞いてたら亀田の圧勝みたいだった」との発言に全てが表れていた。この発言聞いて横にいたTBS安住アナウンサーはひと言も触れずに次の話題に・・・。
そうそう、ラウンドとラウンドの間に、前ラウンドのハイライト映像を見せるのだが、ここでも亀田がポンサクレックの顔面を左アッパー気味のフックをとらえた映像を見せたつもりが、スロー映像だったゆえ見事にポンサクレックにかわされてた映像が流れてしまったりと散々。試合後に亀田父が、減点に関しての不満を「お前の首もらうぞ」とか言い出して、亀田興毅の負けに大きく傷の上塗りをしたとか。
いったい、TBSは亀田一家とどんな内容の契約を結んでいるのか興味は尽きない。いずれにしろ、TBSはボクシングだけでなく格闘技全般から手を引くべきである。