グロリア

WOWOWでシャロン・ストーン版の『グロリア』を初めて見た。この映画の存在は知っていたが、シャロン・ストーンにあまり良い印象(女優としての)を持っていなかったことと、ジーナ・ローランズのオリジナル『グロリア』があまりにも好きだったことで見る意志を持つことができなかったのである。
しかし、時間もあったことだし、オリジナルとどのくらい違うのか?急に興味が湧いたので見てしまった。
見終えての感想は・・・思ったほどひどくなかった。何とも制作者に対して無礼な感想である。これならまだ、面白くなかったなどの感想のほうが失礼にならないような気がする。でも、正直な気持ちなのである。思ったほどひどくなかった。
グロリアが出来事に巻き込まれていく過程がオリジナルとは全く違うので考えようによってはリメイクという考え方を捨てて見るべきなのかもしれない。
ジーナ・ローランズのグロリアは、子供を連れてニューヨークの街をタクシーを駆使して追っ手の追求を逃れるが、シャロン・ストーンのグロリアは自らが運転してカーチェイスを展開する。
料理もできない運転もできないグロリア(ジーナ)と料理はできないが車の運転はベラボウに上手いグロリア(シャロン)、どちらのグロリアに追っ手からの追求の切迫感がリアルに感じられるかと言えば、言うまでもなく前者であろう。こんな比較をしながら見るのも一興なのかもしれない。
リメイク版『グロリア』を見終えて、オリジナル『グロリア』を見たくなってしまうこの気持ちが全てなのかな。あ、でも面白くないわけではないのである。リメイク版も。
ジンクス健在

まだまだだな自分のサッカー観。パラグアイのほうがデンマークよりも戦いやすいだろうと踏んでいたので今日のトーナメント1回戦はジンクスに逆らってリアルタイムでテレビ観戦したのである。
結果は、見ての通りである。ジンクスの「見たら勝てない、見なければ勝つ」健在のままである。98年のフランス大会、02年の韓日共催大会、06年のドイツ大会、そして今回の南アフリカ大会・・・この全てに於いてジンクスが生きているのである。このジンクスをやぶるのは4年後しかできない。きびしい・・・。
ところで、PKでの駒野の失敗に目がいってしまってるが、よく考えれば延長で出場した玉田のゴール前での未シュートこそがパラグアイ戦最大の敗因だと思うのだが誰も指摘しない。玉田は、まだ悪い時の代表の悪癖が残ってるんだなぁ。ゴール前でボールもらったあの場面では、現代表はシュートこそが大原則かと思うのだが、確信も持てないのにパス出しをしてしまった。これは戦犯扱いにすべきかと・・・。
それにしてもトーナメント戦での決着のつけ方だが、やはりPK戦はイカンと思う。あれは決着つける道具でしかないですねぇ。サイコロやコイントスと何ら変わらない。
決着つけるなら、延長30分後は、サドンデスで15分延長を繰り返せば良いと思うのだが。選手の体力の消耗?それはもちろんあるだろう。でも、本割の90分でもサービスの30分でも決着つけられなかったのだから仕方ないだろうとの解釈。このサドンデスで勝っても次戦に影響出るようなら、本割の重要性が更に認識されると思うのだが・・・。
それと、運が悪くて負たとの印象が強いですが、本当に運が悪いのは別な面なのかもしれない。それは、ボロ負けで終わらなかったことかなと。実力は僅差なのに、運が悪くて負けた・・・確かにそうかもしれないが、それだと伸び幅が小さくなってしまうのよね。これは一歩間違うと大きな罠?になってしまうことが多いから心配である。
- 関連記事
-
-
パク・ヨンハ自殺 2010/07/01
-
ジンクス健在 2010/06/29
-
大男総身に知恵が回りかね 2010/06/28
-
大男総身に知恵が回りかね

大相撲名古屋場所が開催されるらしい。野球賭博問題に伴う力士らの処分を検討した日本相撲協会臨時理事会の指示に従うことで開催が決定したとか。
大男総身に知恵が回りかね・・・とはよく言ったもので、協会の力士OB幹部理事の脳みその大きさはどのくらいのものなのか知りたいものである。
記者会見場で、今回の処分対象者でありながら武蔵川理事長がカメラマンを一喝してたが何様のつもりなのか?自分がどのような立場なのか全く理解してできていないのだろう。哀れなことである。
だいたいマスコミ言われっぱなしではなく「今、あなたはキレてる立場ですか?」とか何故に言えないのかも不思議である。
そもそも相撲は国技などと言われてるが、江戸時代は見世物的な位置付けであったと記憶している。体が大きいフリークスとして扱われていたと記憶している。
それが、今では国技だ何だと言われて図に乗ってきたツケがこの有様である。今回の臨時理事会からの指示に従うことにしても、反省が前提にあっての受け入れではなく、名古屋場所を開催したいがための受け入れであることは誰が見ても事実であろう。
何かが起きてから対応するという体質は、場所中の取り組みでも露呈している。格下力士が横綱をやぶる・・・いわゆる金星であるが、その時に館内に舞う大量の貸し座布団。危ないことは誰が見ても分かるはずだが、協会はいっこうに禁止する努力をしていない。いつか、観客の目に座布団の角でもあたって大事故にでもなってから初めて対応することだろう。「今後、このようなことが二度と起きないように・・・」とかのセリフで。
THIS IS IT、やっと見た

WOWOWでマイケル・ジャクソンの『THIS IS IT』が初出で放送されたので見てみた。マイケルが死んでから1年が早経過した。死亡のニュースが世界中に流れた時は、大きく驚いたものだが、正直思ったことは、こんなに中途半端に死んでしまうならもっと早く死ねば良かったのに・・・だった。不謹慎承知の上だが、顔がみるみる白くなり顔の先端分が尖ってきてまるでフリークともモンスターとも言える風貌になってしまった。こんなおぞましい顔で死ぬならもっと健康的な笑顔で笑える時に死んでしまったほうがどんなに良かったことか。でなければ、老いて人生をマイケルなりに全うして欲しかった。不慮の事故死と言え、何とも中途半端な死であったなと死から1年を経過して今に思う。
さて、『THIS IS IT』。ダメだろう、これは。
この映画が公開された時も、DVD化された時も自分でも不思議だったが、見ようとか買おうとかの気持ちが全く起きなかった。自分なりに分析?すれば、マイケルが生きていれば、100%間違いなく、この世の生まれなかった映画だからである。完璧主義者であるマイケルが認めることなく世に出た映画・・・ちょっと、その出来に疑いを持っていたのであった。
家のテレビ画面で気を抜きすぎて見ていたからといことを割り引いてもダメだなぁ。全く私めの趣味ではない。単なる中途半端なリハーサル映像を繋ぎ合わせたものでマイケルの偉大さを伝えようなど笑止千万。言語道断。これでは天のマイケルも浮かばれまい。
この映画を見て絶賛している人のほとんどは、マイケルのパフォーマンスを一度も見たことない人がほとんどだろう。一度でも見たことある人は、この映画がいかに物足りないものか、魂が存在していないか一目瞭然だろう。もちろん、マイケルの死によってマイケルのことをもっと知りたいと思って見た人達に感動を与えたという功績はじゅうぶんに評価すべきだろう。と評価しつつも個人的には全くダメな映画だった。
決定的にダメだったのは、マイケルのコンサートで最大の見せ場となる曲『Heal The World』のリハーサルシーンを入れられなかったこと。この曲のライブパフォーマンスこそが彼のコンサートの最後を飾る曲であり、リハーサルはかなりの時間をかけて行われる。そして、この曲のリハーサルは、コンサート全てのリハーサルが終了した後に念入りに行われるのが常となっている。パフォーマンスを共に演じるミュージシャン、ダンサー、スタッフらの気持ちがリハーサルにより一つにまとまったところで、『Heal The World』のリハーサルが行われるのである。
『THIS IS IT』のツアーリハーサルでは、その時点にまでまだ及んでいなかったのだろう。だから、映画の中に入れることができなかった・・・として良いだろう。
よって、この映画にはマイケルの最大の魂が注入されていない作品でありダメなのである。
笑えるか、笑えないか

笑えた話:
コンビニで女子の話。飲み物を物色してるようだが、一人前に?カロリーなんて気にしている様子。カロリーが高いだの糖分が多いだのアレコレ話してる。その中の一人がノンシュガー飲料水を見つけてひと言。「これ、ノンシュガーだって」。すると、他の一人が容器を覗き込み見事に反応。「あ、そうなんだぁ、これって、ノンシュガーが入ってるんだぁ・・・」って。
おいおい、オジサン、膝カックンどころか腰カックンになってギックリ腰再発してしまうゾ!
笑えない話:
まぁ、素人娘だから笑って済ませられるが、これがプロだと笑える話にはならない。フジテレビの生野陽子って女子アナがニュースで「不朽の名作」を「ふちくのめいさく」って言いよった。バカ丸出しである。これは絶対に笑えない。大相撲ではないが、こんなミスをするアナウンサーは何らかの処分が必要だろう。出演を自粛して勉強しろ!
こんなのいるから、フジの女子アナは「旧中山道」を「いちにちじゅうやまみち」と読んだとか言われてしまうのである(これは、きっとウソだと思うが・・・)。