
『そうだったのか!池上彰の学べるニュース』が好評らしい。たしかにNHKの『週刊こどもニュース』の頃から分かりやすい語り口調で、今時のニュースで耳慣れてるけど実は分かってない言葉や出来事を解説してくれたので評判が良いのは理解できる。
昨日は「そうだったのか!中国と台湾」との表題で意外と知られてない中国と台湾関係を解説してくれるとのことで期待を持って見てみた・・・。
が、しかし、内容は今イチどころか今サンぐらいだった。中国と台湾関係の上っ面をほんの少し掘っただけのもので、あれでは解説にはほど遠いし、見た人も全然理解できなかったのでは?たぶん、池上彰自身が苦手分野だったのかもしれない。そりゃ、誰だって得手不得手はあるから仕方ないことなのかなと・・・。
ただ、あまり得意分野でないことを期待に満ち溢れてる相手に(視聴者)に向かって発信するのは気の毒な気がする。まぁ、得意分野でないと言っても、一般人よりは相当知識がある訳で、一般的な「得意分野ではない」とは大違いであるからして一概に否定はできないのだが。
問題なのは、素人の訳知り顔である。twitterのフォロアーをたどってアチコチ徘徊してみると、いるわいるわ、自称「何でも知ってます」が。それもよくよく読んでみると全く勉強もしてない。ただ単に、ニュースサイトの小文をコピー&ペーストしてるだけなのに、自らの言と勘違いしてしまう人達。これには閉口してしまう。
ましてや、これが政治や民族問題などに及ぶともうタチが悪い以外ない。民族問題などは、主に嫌朝鮮、嫌中国などが多いのだが、よくもまぁ、そこまで何も知らなくてバッシングできるものだと呆れてしまう。よもや、「饅頭怖い」とばかりに、バッシングによって自らの出自を隠そうとしてるでもあるまいし・・・と思ってしまうほどである。
個人のWEBサイト、blog、twitter、それらが自らの考えを発信できてしまう道具であることが大前提なので否定はできないが、バッシングとかするなら、もう少し勉強しないとね。
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