同じ避難でも・・・

福島原発事故、6基全部廃炉が濃厚になってきた。この期に及んでも政府は、「今のところ」「今すぐには」とかの物言いを続けてる。政治語である「遺憾に思います」の延長上にある言葉と言って良いだろう。
さて、地震から20日あまりが経つが、この頃は故郷を離れて避難する人と達のことがニュースで多く取り上げられている。
この避難を余儀なくされた人達なのだが、避難しなくてはならない理由に大きな違いがある。
1つは、地震と津波で住むべき家を失ってしまったから避難するしかない人達。
もう1つは、原発事故により住む家はあるが避難しなくてはならなくなってしなった人達。
これらの違いがあるのに、同じ「避難」として括って扱ってしまってるのが現状。昨日、天皇陛下が避難所を訪問して、避難している人に話しかけてる様子を放送していた。陛下が、「住む家は、大丈夫でしたか?」と尋ねたら、尋ねられた人は「大丈夫です」と答えていた。そう、この避難所は原発事故から避難してきた人達の避難所なのである。多くの人は家があっての避難なのである。
今後、政府も報道も、地震・津波による避難と原発事故による避難をハッキリ分けて扱うべきではないかと思うのである。
今後、原発事故からの避難の人達から、大きな不満が漏れてきそうで怖い。帰ろうと思えば帰る家がある人と帰りたくても家がない人では大きな違いがあるはず。その点を考慮しないと今後は嫌な話を耳にしなくてはならないかもしれない。
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旧地を地周る

一昨日の28日は、地震以来のシャンプー日。本来であれば、3月14日がシャンプー日だったのだが、高速道路や一般道の様子。そしてガソリンの心配もあったのでキャンセルして一昨日になったのである。大福がかつて住んでいたこの旧地も液状化現象なども起きて被害もあったとのことだったので、一昨日のシャンプーは被災見舞いを兼ねて旧地の地周りも敢行。
シャンプー場である動物病院前の公園は、液状化が一番ひどかったようで、周辺路は砂だらけで元の景観を失っていた。大福が歩くと肉球は真っ白。これはヒドイ。
今回のシャンプーはちょうど1ヶ月ぶり。これだけ間隔が開いたのは生涯初めてだと思う。被災で疲れた被毛や伸びた爪などを綺麗に手入れしてもらって無事にシャンプーも終了。マイクロバブルバスに入ってる間は、ほとんど眠っていたとか・・・。久しぶりに気持ち良かったのかなぁ。
にもかかわらず迎えに行くと首が絞まるほどトリマーさんを引っ張って帰りたいモード全開。トリマーさんによると、体重も9kgでピーク時より500gも減ったし、湿疹なども治まりつつあり体調のほうは絶好調らしい。どうか、このまま維持できますように。
病院から出ると、ホントに久しぶりに後輩黒柴の百々(モモ)ちゃんにバッタリ。相変わらず器量良しのグラマーさんだ。飼い主さんによれば、地震では怖い思いをしたようで、今でも少し引きずっているとか・・・。早く心が癒されますように。
シャンプー終わりでの定番コースでガッちゃんに連絡。いつもなら一緒に散歩するところだが、ちょっと用事があったので少しだけ大福を預かってもらうことに。いつもすみません。
小1時間ほどの用事だったのに、大福はいつものように玄関に一番近い場所を陣取って動かなかったらしい(オヤツの時以外は・・・)。そして、迎えに行ったらそれはもう大袈裟に出迎えてくれた。そんなに長い時間ではなかったのに・・・嬉しいやら恥ずかしいやらの熱烈歓迎ぶりだった。
そのままガッちゃんチにお邪魔させていただきお茶などいただいて飼い主まで面倒をかけてしまった。毎度のこととは言え、厚かましくて申し訳ありません<(_ _)>
元気そうなガッちゃんと少しだけ一緒に外に出てから、町内にある美容室にもご挨拶。いつものスタッフさん達が出てきてくれて大福を触ってくれた。聞けば、新浦安の新店舗は地震で営業再開の予定が立たないほどとか・・・。であればと、駅前にある別店舗にもご挨拶。ちょうどオーナーさんもいらっしゃって歓迎してくれた。このオーナーさん、大福が仔犬の時から可愛がってくださってるので大福も大大大好きである。こちらの店舗でもたくさんのスタッフさんが出てきてくれて歓迎してくれた。大福は、皆さんに可愛がられて幸せ者だなぁ・・・。
約半日の旧地での地周り。やはり懐かしさもあって、今回地震の爪痕が気になっていた。幸い、報道されている新浦安などに比べると被害は少ないようだったが、様変わりしてしまった公園などを見ると、やはり心が痛い。
何はともあれ、この目で、この足で現実を確かめられたことは良かったと思う。次のシャンプーの時は、もっといつも通りになっていることだろう。行って良かった。
※写真も多い、大福日記・完全版『日々徒然』は、コチラから。
人出少なし築地

久しぶりに築地飯に行ってみた。地震以来2度目だが、前回は大きな幹線通り沿いの店だったので人通りが少ないとは言え、今イチ、人出の少なさを実感できなかった。
今日は、場外の中程の地になるスパゲッティの店だったので、賑わってるであろう場外路を通り抜けねば目的の店にたどり着かない。ところが、人通りが少ない。いつもなら、体をぶつかり合わないと通り抜けられない狭い道も今日はガラガラでスイスイ進むことができる。いやぁ、ここまで人が少ないと思わなかった。
お店のご主人が言うには、築地は、外国人観光客と観光バスでやって来る団体で成り立ってたことがこの地震で分かったとか。それほど、人の出が少ないのである。いやぁ、これはこれからの景気の縮図ではないのか?と大いに心配になってしまった。
今日食べたのは、大葉と海苔がてんこ盛りになってる『和風スパゲッティ』。こちらは何の問題もなく美味変わらずであった。
愚かな市議

昨日紹介の藤波心さんとは比べものにならないのが東京武蔵野市・松本清治市議会議員。比べること自体、藤波心さんに申し訳ないほどだ。
東北関東大震災により都内及び周辺県で実施されてる計画停電だが、この市議の自身の選挙区である武蔵野市の一部を自らが東京電力に働きかけたことにより計画停電の対象外地域としたとする報告を自身が配布するチラシで報告したのである。
この表現が「要請が実現しました」となってることから、Twitterを始めとするインターネット閲覧者が「利益誘導を自慢」と激しく反応、批判対象となった。愚かなことである。
挙げ句の果ては、本日、所属する民主党を離党したとか。次回の出馬では民主党の公認も受けられなくなってしまった。やれやれな感じである。
更にオマケに、こんなこともニュースに付け加えられていた。
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松本氏がウェブサイト上のプロフィルに、国学院久我山高校で「入学時甲子園出場」としていることについても、「彼が入学する前の春の甲子園のこと。自分が出場したと有権者に誤解を与える表現だ」(同校野球部OB)と、怒りのコメントが寄せられるおまけも。
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だと。ダメだ、こりゃ。
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藤波心さん

今回の東北関東大震災、当初は、地震とそれに伴う津波被害が大きく扱われたが、ほぼ同時に福島原発事故も後を追った。
この原発事故、相手が目に見えない放射能なる厄介モノである。風評被害なる言葉も生まれた。正直、放射能漏れなど誰しも未体験なだけに東京電力、政府、地元自治体、そして我ら国民・・・皆、どう対処して良いのか分からない。対処以前に、どのように原発事故を考えれば良いのかも分からない。
そんな中、13才のアイドル系の女の子・藤波心(ふじなみこころ)さんが自分のblogで見事な論説いや、見事な考え方を披露してくれた。これは目からウロコ。ぜひ、一読を。
こんな素敵な若者が存在することに大きな驚きと、かすかだが、日本の未来に明るい兆しをも感じることができた。
そのblog記事「避難覚悟で・・・・」は、コチラから。
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