鶴ヶ城散歩

朝の散歩は、会津鶴ヶ城に。西出丸に車を停めて本丸へと歩を進める。早朝ゆえお年寄りが多い。30人ほどが太極拳をやっていたが、大福は無反応。これが、一人の人が太極拳をやっているとなると、その動きが何やら怪しく見えるのか、ノドを伸ばして遠吠えなどし始める。なのに、集団での太極拳だと皆が同じ動きをしているので特に怪しいとは思わないようである。それほど無反応・・・。
天守閣のある本丸に行ってみると、いきなり目の前に鶴ヶ城の天守閣が現れる。でも、何故か歴史的な感じがしない・・・。なるほど、あまりにも綺麗に修復して壁面を綺麗に塗りすぎたからのようである。真っ白な城壁が違和感を醸しだし、歴史の重さを消し去ってしまったのである。ちなみに、この修復は地震とは関係ないとのこと(地震より前の修復とか)。
地震による被害はないのかと思いきや、更に歩を進めると、石垣が崩れ落ちてる個所が幾つかあった。立ち入り禁止の処置もしっかりされておらず危ない感じだった。何故、補修しないのかと思ってたら、散歩途中の地元老人が声かけ来てくれていろいろ話をしてくれた。
要約すると、行政としては、まだ大きな余震があるとの判断で補修していないとのこと。会津地方の地盤下には、大きな断層が3つあり、いつ大きな地震に見舞われても不思議でないとか。しかし、地震よりもっと恐れるべきは、100年一度噴火するとされる磐梯山の噴火が起きることであるとか。磐梯山が噴火すれば会津の街は壊滅的な状況になるだろう。しかし、分かっていても何も出来ないのが、火山の麓に住む者の宿命であると、困惑顔で話してくれた。
自然のチカラの恐怖を老人のクチを介して聞くと、改めて恐ろしくなってしまった。自然は間違いなく何らかの理由で人類に対して怒っているようである。
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