朝道草

今朝も寒いと思いきや、陽射しがけっこうあって、風がなかったので思ったほど寒くはなかった。久しぶりに身を縮めることなく散歩を終えたので、車で代官山まで行ってみた。
月末で道が混んでるかなと思ったが、こちらも思ったほどの渋滞もなくスンナリと代官山に到着。今日のお目当ては、昨年末にオープンした代官山の新スポット、『DAIKANYAMA T-SITE』。TSUTAYAがずいぶん気合いを入れて作ったスポットだ。2階建て3棟のTSUTAYAを中心にした場所だ。TSUTAYAとしたが、ここは『蔦屋書店』を看板に掲げている。3棟の1階部分は、本や雑誌、専門書を扱っている。そして、2階部分は、音楽、カフェ、映像と各棟ごとに分かれている。
かつてレンタルDVDショップの売上げは、アダルトの扱い次第とされているが、今も同じなのだろうか。この蔦谷書店は、アダルトの扱いがないようだ。その分、ちょっとマニアックな映像が品揃えている。そして、CDにいたっては今まで見たことのないモノまでレンタルされているので驚いてしまう。アホ飼い主にとっては嬉しい場所である。
敷地内には、愛犬と一緒に食事ができるカフェレストランもあるので今度チェックしてみよ(テラスだけみたいだけど)。そして、六本木ミッドタウンに出店している、『GREEN DOG』も出店している。こちらは、ミッドタウン同様に2月半ばに動物病院も開業するようだ。他にもサイクルショップ(自転車ね)、STARBUCKS、カメラショップ、ファミリーマートなども出店している。
かなり気合いの入った心躍るスペースなので、春になってからが楽しみであーる。
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ザ・タイガース / SONGS

由紀さおりさんの一週前の『SONGS』は、タイガースだった。この頃の沢田研二の太り体型は哀しくも悲しくもあるが、世代的には見逃す訳にはいかないという使命感にも似た気持ちで録画を見た。数日前に、この『SONGS』の時のタイガースで武道館公演があったとか。そうか、この番組はプロモーションであったか・・・。
さて、タイガース。懐かしさの思いが強く、とても批評的な立場などで見ることは出来ない。これが思い入れというヤツか。
見て驚いたのは、ドラムスの瞳みのるが復帰してたこと。よもや、再びタイガースに名を連ねることはないと思っていただけにビックリ。そうなると、益々、加橋かつみの不参加が残念である。
何となく、モヤッとして釈然としなかった加橋かつみのタイガース脱退劇はもう過去のものとして、時間が様々なカドを洗い流して丸くしてはくれないのだろうか・・・と思わざるを得ない。
この番組、鼻の奥がツンとしたのは、ベースの岸部一徳。今では、俳優業で大成しているにもかかわらずバンドの一員として、他のメンバーと同じステージに立っていた。しかも、大いに恥ずかしい王子様的なコスチュームにまで身を纏ってだ。なかなか出来ないことだと思う。大物役者の中には過去の恥ずかしい姿を封印する者が多いだけに立派なことである。
自称ロック・ミュージシャンとしてデビューしながら、ロック・スピリッツも棄てて役者に甘んじている者や、テレビに出ることはロックではない・・・みたいなことを言ってたくせに、時の流れに許しを請うてビールやコーヒーの宣伝にまで出ている似非ロッカーもどきが多い中で、この岸部一徳の姿は神々しいばかりだった。簡単な言葉で言えば、器の違いをまざまざと見せつけられた気がした。
そして、もう一つ目についたのは、今時代のタイガース、一曲演奏を終える度に、全員姿勢を正してお辞儀をしていたことだ。この律儀な姿に歌謡曲以上、ロック未満であった当時の彼らの芸能界のでの位置付けを垣間見た思いがした。
今時代では、古臭いことを「昭和してる」とか言われるらしいが、古臭くてけっこう。とことん、昭和の思い出に浸って生き抜いてやろうじゃないか。タイガースを見ていて、そんなことまで思ってしまったわい。
余談だが、80年代から90年代にかけて飯倉片町の『キャンティ』に行くと必ず加橋かつみが席に座っていたのを思い出す。そう頻繁に『キャンティ』に出入りしてた訳ではないが、行けば必ず彼がいた。その座っていた佇まいは今でも思い出すことが出来る。
彼もきっと、この番組やコンサートのことも当然耳には入ってきているだろう。いったい、どのような気持ちで受け止めてるのだろうか。もうオリジナル5人での復活はあり得ないのだろうか・・・。
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『旅のチカラ』動物の孤児院“犬の幸せ”を考えた

つい先日(24日だったか)、NHK-BSで放送された『旅のチカラ』〜動物の孤児院 “犬の幸せ”を考えた〜女優 浅田美代子・ドイツベルリン〜という番組を見た。ドイツは犬先進国とされていて、犬殺処分=ゼロ、犬税という税金・・・などこの日本からは考えられないことばかり。隣の芝生は青く見える。無い物ねだり・・・などの言葉も頭をよぎるが日本よりは真剣に犬との生活を考えていることは間違いないと言って良いだろう。大福が数少なく所有する犬具(首輪やリードなど)はドイツ製のモノが多い。それらが犬先進国の証しになるかはともかく、どの犬具も犬や飼い主の身になって考えられており使い勝手が大変良いのは事実である。
番組は、浅田美代子が東ベルリンにあるティアハイム(動物の孤児院)という施設を訪ね、闘犬の血を引くスタッフォードシャーテリアの2才半の犬の世話をボランティア参加するというもの。この犬は、飼い主により虐待を受けていたために当局(警察?)が飼い主から犬を取り上げて施設に連れてこられたという事情を持っていた。虐待を受けていたので人間不信であり、人間に心を開かない犬であった・・・。
この犬と浅田美代子との触れ合いが主軸となる内容だったが、直接的な触れ合いの場面よりも、浅田美代子が「ドイツは犬先進国って言われるけど、それでも捨てられちゃう子はいるのよねぇ」。ホームレスと暮らす2頭の犬と出会った後に「でも、あの子達、幸せそうには見えなかったなぁ・・・」とか、ボソッと呟く本音のような言葉のほうがリアリティがあり興味深かった。
そして、最後まで、明るい表情を見せることがなかった彼女の姿が印象的だった。犬先進国であろうと抱える問題が多い。それよりも遙かに犬に対する意識の低い日本のことを思うと、彼女の表情が明るくなれなかったことは容易に想像できる。面白そうと思って見た番組だったが、何とも重苦しい番組であった。
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Fleetwood Mac / Don't Stop
何がきっかけだったのか、今週は何故か、Fleetwood Macがマイ・ブーム。暇さえあれば聴いていた感じだ。その中でジワーッと思い出したのが『Don't Stop』という曲。
この曲には強い思い入れというか思い出がある。まだ小僧だった頃、こんな自分にも嫌なことがたくさんあった。目上の者から理不尽なことを言われながら耐えてた時期である。そんな時に、心の支えになってくれたのがこの曲である(ちょっとクサイか)。
この曲は、Fleetwood Macが1977年にリリースした『噂(Rumors)』に収録された曲。このアルバム、今時点で3000万枚以上売れた宇宙規模のヒットアルバムなので、シングルカットされた曲も多数。それらの曲に埋もれがちの地味な曲だったが、1992年のクリントン大統領の選挙キャンペーンで使われ、翌年の大統領就任式の際に演奏もされ、一気にメジャーな曲になってしまった。
過去は振り返らず、明日を見つめることを忘れてはいけない。昨日はもう過ぎたんだから・・・と歌詞はすごく単純明快。だからこそ、元気が沸いてきてたのかなぁ・・・。
久しぶりにライブ映像を見て、また活力をもらったような気がした。
このライブ映像は、1997年のMTVでのライブのようだが、アンコールで「Tusk」を演奏。その時に登場したマーチングバンドを従えて、「Don't Stop」へと続く。マーチングバンドを残して、メンバー5人がバラバラにステージを去っていく場面もやたらカッコ良すぎ。
ちなみに、Fleetwood Macのコンサートは、本当の最後の曲?では、キーボード&ボーカルのクリスティン・マクヴィーが一人でステージに戻り、弾き語りで「Songbird」を歌う・・・という演出が定番となっている。この時のコンサートでも同様に、マクヴィーが同曲を歌い終え、その後に、他の4人が出てきて観客に挨拶だけして終わるというものだった。
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由紀さおりさんに感服

NHKの『SONGS』に由紀さおりさんが出演ということで録画しておいたにもかかわらず、リアルタイムで見てしまった。
アメリカ・ポートランドのジャズオーケストラ、ピンク・マルティーニと共演したアルバム『1969』が海外でも注目され、ロンドンやアメリカでのコンサートが実現して好評を得たことは、ワイドショーを始めとするニュースで知っていた。
番組では、12にニューヨークで行われたコンサートの模様やインタビューを紹介していたが短い時間だったせいもあるのか、中身の濃いものだった。
ピンク・マルティーニの演奏で歌う彼女は、全く臆することなくまさに威風堂々。海外で、しかも英語圏だからとのプレッシャーも感じさせず(実際には分からないが)気負いもなく、まさに普段着の気持ちでステージに接していた。
ドレス姿も素晴らしい。ほとんどの女性芸能人が、ドレスに着られてしまい滑稽になってしまうのに、彼女はこれまた着慣れた普段着のように身に纏っていた。
そして何よりも、先にも触れたが英語圏で歌うから英語で歌わなければとの考え方に逆行するかのように、これまたいつものように普段着の如く、歌い慣れた日本語で歌っていた。
K-POPが日本を席巻しているが、日本の市場を意識して韓国人シンガー達が日本語で歌っている。それも、お相撲さん並にしっかりと日本語を学んび歌の歌詞だけでなく、普通の会話まで日本語で対応できるほど日本語を喋っている。
相手国(市場としての)の懐に入って活動するという志というか努力には敬服するところはあるが、日本語で歌うことが日本進出となるのか?は、はなはだ疑問である。母国語である韓国語で歌ってこそがK-POPであり、日本語で歌っている以上は、「韓国人が歌うJ-POP」と言うべきではないだろうか。実際、同じ曲であっても、日本語での歌よりも韓国語での歌のほうが何10倍もレベルが高いのも事実である。
その点から考えると、由紀さおりさんの日本語による歌は、明らかに「日本の歌」として海外進出を果たしたことになる。久保田利伸、宇多田ヒカルなどが英語による歌によりアメリカ進出を目論むも無残な結果でしかなかったことを考えると由紀さおりさんの今回の偉業と言えるだろう。もちろん、和田アキ子がアポロシアターでショーを開いたのとでは本質からして違う・・・。
番組内で紹介された数曲は、本当に素晴らしく、日本語でしっかりスイングしていた。感動すらしてしまった。
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