
影は生きている証でもある・・・。
※大福日記『
日々徒然』
■ 早いもので今年も終わり ■ 大福:生後622日目
地球温暖化、日本温暖化のせいで日本独特の四季にメリハリがなくなってきたせいもあるのか年末だといってもあまり大きな意識変化がない。
とは言えカレンダー的には今日で2003年も終わりなので大晦日らしいことでも書いてみようかな。
大福を通じて今年を振り返ってみると、一番の出来事は何といっても大福が無事に過ごしてくれたことに尽きる。福のことが良い面でも悪い面でも大福にいろいろな影響を与えているのは事実だ。来年は良い面での影響をもっと大きくできるように一緒に過ごたいと思う。今日で大福は生後622日目。感慨深い数字である。
嬉しかったことは、恥ずかしながら日本犬専門誌『Shi-Ba』の2004年1月号(本年11月29日発売号)に大福共々私たち夫婦も載せてもらったことだ。人生を旅に例えるのであれば「旅の恥はかき捨て」、我が家にとってはとても良い記念になった。ちなみに大福だけは新年1月29日号でも「シバセン」というコーナーに登場する予定である。バカ親全開である。
嫌なこともあった。里親探しという名目で犬捨ての片棒を担いでしまった。ネットの柴犬仲間が家庭の事情でどうしても愛犬を手放さなくてはならなくなった。聞けばよほどの事情であったが結局は犬捨てでしかなかった。申し出てくれた里親さんには大きな迷惑をかけてしまった。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。可哀想という安易な気持ちで人を巻き込んではいけないといい歳して今更反省させられた。ちなみに手放した元の飼い主からはその後まったく連絡はない。
その里親探しで必ず出てくるキーワードが「人間の子供なら」だ。犬を手放すにあたって当事者にしてみればよほどの理由や事情があるだろう。それでも尋ねられるのが「もしも人間の子供でもそうするんですか?」だ。これはもうアキレス腱だし、こう尋ねられたらグゥの音も出ないだろう。要するに里子に出すのをやめさせるための質問なのだ。愛犬が病院通いをしなくてはならなくなった時や困難に見舞われた時、この言葉を自分に問いかけて行動や判断をしたいと思う。
犬に関われば関わるほど犬は深いし難しい。しかし、その分楽しい。大福との試行錯誤は来年ももっと続いていくことだろう。
朝の散歩で、大福が小学校の小山のようなところに立っていると、下の道路脇の生垣に大福の影が映っていた。影・・・それは大福が確実にこの世に生きている証である。
愚サイトはこの『福と大福の間』に限らず『本館』も含めてすべて自分の日記として始めたものだ。しかし、ネット上に置いてある以上、愚サイトであれど多くの人の目に触れる。と言うよりも多くの皆さんにお読みいただいている。本当にありがたいことだし励みにもなる。誤字脱字もあるであろう。それでも寛容にお読みいただいている皆さんには本当にありがたいと思ってる。
来年も大福、愚飼い主夫婦、愚サイトをどうかよろしくお願いいたします。そして、皆様、良いお年をお迎え下さい。いつもありがとうございます。
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