生命の時間枠
犬・・・大福を介して知り合った人たち、主に飼い主さん。いろいろな付き合い方がある。毎朝夕の散歩で出会う散歩仲間の飼い主さん。この人たちが一番多い。大福がきっかけで知り合ったことでは同じだが、その中にはいくつかのパターンがある。まず、犬の名前こそ知っているが、その飼い主さんの社会に於ける名前などは知らない人。いわゆる、◯◯ちゃんのパパやママである。SNSのやり取りがきっかけでその飼い主さんの名前や住んでいるところまで知っている人もいる。SNSなんて言葉もなく、インターネットの愛犬サイトがきっかけで実際にお会いした人たち・・・死語でいえば、オフ会で知り合った飼い主さんだ。あとは犬関連の仕事に就いている人たち。獣医師さん、動物看護士さん、トリマーさん、ショップのスタッフさんなどだ。だいたいがこんなところか。
これらの人たちの付き合いも大福がいなくなってしまってからは大きく変わった。大福がいなくなっても関係が続いている人たち。大福がいなくなってしまったので関係も途絶えてしまった人たち。残念だが、後者のほうが圧倒的に多い。誤解なきようにいっておけば、相手から去ることよりも自分から疎遠になることのほうが多いかな。
関係維持についての大きな要素は、大福パパってことも大きく関係しているだろう。飼い主さんの多くは女性が多いから。意識過剰かもしれないが、こちらが男だと女性に対して個人情報を訊くのもためらわれる。これが女性同士だともっと関係維持は簡単で楽なのだろう。もちろん、同性ゆえに面倒なこともあるのだろうが・・・。
飼い主の関係を媒介する犬たち。この子たちの世界は人に比べると狭いし生活時間(寿命)も短い。昔に比べれば長寿になったとはいえ、だいたいはせいぜい20年ほどの人生だろう。これって短い。今、大福の同期や先輩犬たちで生活している子たちも高齢犬となっている。病気で具合が悪い子もいれば、単純に老介護されながら生活している子もいる。どちらのパターンも飼い主さん達の手厚いお世話があってこそである
テレビのニュースでたまにスカイツリーからの映像でゲリラ豪雨の様子を映し出している時がある。ある地域だけが雨雲によって覆われている映像だ。この映像を見る度に、あの映像って、犬たちの生命の時間枠のようだなぁ・・・と思ってしまうのである。長い地球の歴史の中のほんの30年間枠ぐらいの中でうごめいているにすぎない生活時間枠。もちろん人間だって、その枠が30年から80年ぐらいに替わるだけなんだけどね・・・。
大福の同期や先輩や後輩犬について考えると、だいたい1995年(平成7年)から2025年(平成?37年)ぐらいまでの時間枠かな。この程度の期間の中で産まれたり、飼い主と出会ったり、友達犬と出会ったり、中には出産したり、病気になったり、年老いて介護が必要になったり、そして、旅立ったり・・・それらをずいぶん短い期間で駆け足で消化していくというわけだ。
ん~、なんだか思考が暗いな・・・。きっと、この夏は知り合い犬の訃報が多いせいかもしれない。あまりに多すぎて、同期犬達の安否を尋ねるのも怖いぐらいだ。
そんな中、昨日7月30日。大福より少し先輩の柴犬くんが18歳の誕生日を迎えられたことをblogで知った。飼い主さんは大変そうだが、外野としてはただただ嬉しい。無責任なことだよね(~_~;)
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2004年7月31日(土)の大福
※大福日記『日々徒然』より
■ オモチャ ■ 大福:生後835日目
いったい何才ぐらいまでオモチャで遊ぶものなのだろうか。大福は今のところオモチャ大好きっ子だ。しかも破壊活動を一切しないのでオモチャの数は増える一方だ。まだ家に来る前にショップのオフィス住まいしていた頃、一番最初に買い与えたのがパンダのぬいぐるみのオモチャだった。そのぬいぐるみも未だ綺麗に健在なのだから大福の物持ちの良さには驚いてしまう。
オモチャですら破壊活動しないから、家の中の人間の生活用品など破壊することも一切ない。飼い始める前に本など読むと家具を噛むことや電源コードやコンセントなど犬がクチにして困るものはそれなりの養生も必要だ。などと書いてあるのを読んで、これはエライことだと思っていた。しかし、その心配もまったくすることなく、大福は携帯ラジオのイヤホーンや携帯電話やデジカメのバッテリー充電器などを出しっぱなしにしていても、匂いは嗅いでもクチにすることはない。本当に一緒に生活する上で楽な子である。
というわけで、ずっと怠けていた『大福のオモチャたち』を一気に更新(その2からその4まで追加)。まだ2/3ぐらいだと思う・・・。
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ガッちゃんの命日を迎えて
※昨年2016年7月28日(木)に書いたものを日付などを少しだけ書き換えて再掲載します(書けない)。上の写真はガッちゃんママが二人をモチーフにして作ったフェルト作品の一つ。
7月28日は今は亡き我が家の愛犬柴犬・大福の無二の親友だったフレブル女子のガッちゃんの命日だった。4年前の2013年(平成25年)7月28日(日)に天に召されたのだが、あの日もきっと暑かったのだろうか・・・。その日は日曜日でいつものように大福の朝の散歩を終えて家に戻ったらガッちゃんの飼い主さんから連絡があって旅立ちを知った。2000年(平成12年)8月10日(木)生まれだったと思うので、もう少しでまた誕生日を迎えられたのになぁ・・・。
取るものも取らずに・・・とはそんな時のことをいうのだろう。正直、ガッちゃんのお宅に着くまでのことは何も覚えていない。大福と一緒に家の中に入るとガッちゃんが眠るように横になっていた。2011年の10月下旬から体調を崩し始めたガッちゃん。ガッちゃんの頑張りも立派だったが、そのガッちゃんに常に寄り添ってきた飼い主さんのご苦労を考えると正直、「残念でしたね」との言葉よりも「ご苦労様でした」という言葉を心の中でかけた記憶がある。
動かず横になっているガッちゃんに顔を近づけた大福の姿は何とも不思議そうに見えた。いったい、何を考えていたのだろう。犬はけっこうドライなところがあるからクールにも見える。しかし、全てを感じて天命を受け入れたようにも思えた。もし、それが正しい分析?だとすると犬達の心は何と大きいではないか。我ら人間など足下にも及ばないほど達観している。
ガッちゃん亡き後、大福も2年あまりで天命を受けて、この世を去った。他の仲間達も大勢、アチラの世界に旅立ってしまった。時の刻みというのはこういうことなのだろう。歴史という時間軸の中を20年間ぐらいの犬達の生命群がうごめき歴史に参加する。それが生命体というモノなのだろう。今の仔犬達もガッちゃんや大福達の「次世代」としての生命群で歴史に参加しているというわけだ。犬達だけではない。飼い主達の人間も80年間ぐらいの生命群として歴史の時間軸でうごめいていると考えるべきだろう。
※ガッちゃんの写真は多過ぎて、とてもじゃないけど選びきれない・・・。
■ 懐かしすぎてジワジワ涙目になってくる・・・。
■ いつも大福と遊んでくれたガッちゃん。
■ 大福の生意気を大きな心で許してくれていたガッちゃん。
■ 大福が引っ越した後も大福が出てくるのを待っていてくれていたガッちゃん(涙)。
■ 旅立ったガッちゃんに歩み寄る大福(飼い主様から許可をいただいてます)。
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tag : 大福 雑感 ガッちゃん 命日 2013年7月28日 無二の親友 フレブル ガジ朗 再掲載 生命群として歴史の時間軸
あろいなたべた / タイ料理
なにはともあれ休日に営業していてくれるお店はありがたい。ありそうだが、けっこうないのだ。そんな貴重な一軒が有楽町から神田に移転してもうずいぶん経つタイ料理屋の『あろいなたべた』。630円均一という料理値段も含めてバンコクの屋台で食べているような懐かしさを感じられる店である。
久しぶりに行ったら、昼なのに暗めの照明がなかなかの怪しい雰囲気を醸し出していて楽しい。タイ人らしいスタッフさんも料理を演出している。隣に欧米人が座ったが、面白いのが欧米人とタイ人のやりとりが日本語だったのがウケてしまった。
さて、注文はコンビネーションの「Cセット」。空心菜の炒め、豚肉のアミ塩辛炒めとグリーンカレーの三種盛りである。それと「タイ風海老チャーハン」。更に、「海老のすり身揚げ(トート・マン・クン)」にしておいた。これらどれもが630円というのは嬉しい。
味のほうははずれではないが、以前はタイ米を使っていたが、今日は日本米だった。それにメニューの写真より海老が少なかった・・・ま、このへんはご愛敬というところか。
次はいつ来るかな。
■ Cセット(空心菜の炒め・豚肉のアミ塩辛炒め・グリーンカレー)。
■ タイ風海老チャーハン。
■ 海老のすり身揚げ(トート・マン・クン)。
■ 暗めの店内。
■ 入口階段の巨大メニュー。
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2004年7月30日(金)の大福
※大福日記『日々徒然』より
■ 朝から撮影 ■ 大福:生後834日目
犬の月刊誌『ドッグ・ワールド』(成美堂出版)の別冊ムック『柴犬ファミリー2005年版』が9月上旬に発売される(10日ぐらいらしい)。その中で大福も載せてもらうことになり今朝、近所の海で撮影してもらった。
本当は先週の金曜日に撮影してもらうはずだったのだが、先週前半のあまりの暑さに一度お断りしたのだった。酷暑の中で海での撮影は可哀想だと思ったのと、それに加え、実社会やネットで最近友達犬の不幸やアクシデントが続いていたことから何となく嫌な予感もしていたからだ。
結果、撮影は中止ではなく延期となった。それでも何となく釈然としないものが気持ちの中に残っていた。
それでも今日の撮影に踏み切った理由は、まずバカ親だから。やはり大福が写真で載せてもらうことは嬉しい。それにも増して、やらせてもらった最大の理由は担当編集者Iさんが誠実だったからだ。こちらの我が侭を快く聞いてくれて、事前の打ち合わせもしっかりしていて気持ち良かった。ちょっと偉そうに言わせてもらえば、最近これほどスムーズに仕事を進めることができる人は珍しい。貴重な存在だと思う。
撮影は朝の6時から始めて9時ぐらいまでかかった。大福は久しぶりの海を大喜びで走り回っていた。昨日までの台風が心配だったが、幸い波も高くなくスムーズに終わることができた。
あとは出来上がりが楽しみである。カメラマンさん、担当のIさん、お疲れ様&ありがとうございました。ちなみに撮影後はいつものようにドッグカフェ『FUNKY』でシャンプーもしてもらったので、家に戻っての大福は爆睡王になっていた。
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tag : 大福 Instagram 2004年7月30日 撮影 ドッグ・ワールド 成美堂出版 柴犬ファミリー2005年版