アキちゃんは大福が好きではないのだと思う・・・(;^_^A
※大福日記『
日々徒然』より
2004年12月28日(火)■ 「待て」と「来い」 ■ 大福:生後985日目
「お手」「お代わり」なんかのいわゆる芸なんかできなくてもいいから、「待て」と「来い」だけはしっかり覚えて欲しいと思っている。幸い大福はその2つとも比較的できるほうだ。
ところが今日はダメだった。散歩途中でボール遊びをしていたら、友達犬がやって来た。大福は友達犬よりもその飼い主さんのことがとても気になる。なぜなら、その飼い主さんは大福を始め他の友達犬たちにもたくさんオヤツをくれるからだ。大福はボールを遊びもそっちのけでその飼い主さんのところに行きかけたので「待て」をかけた。一瞬止まりかけたが、ゆっくりその飼い主さんのほうに近寄って行き足元でお座りをしてしまった・・・。
その後は、その飼い主さんの前で怒鳴られ首根っこを掴まれた。久しぶりに目イチで叱ったが、オドオドした目と泥棒みたいな歩き方をするのを見るとやはり可哀想になってしまった。叱られてすぐはその場から逃げようとしたが「来い」と行ったら素直に戻ってきた。戻ったら叱られるかもしれないのにちゃんと戻ってきた。戻らないともっと叱られると思ったのかもしれない。小さな頭の中でいろいろ考えていると思うと涙が出てきてしまう。ショボショボ戻って来て足元でゴメンナサイのポーズをしていたので、もちろん叱らなかった。「分かった、もういいよ」の合図はちょっと恥ずかしいけど、手のひらを返したように大袈裟にハイテンションで一緒に遊んであげている。中途半端な意思表現だとずっと尾を引いてしまうから恥ずかしくてもやるしかない。叱られる身を思えば恥ずかしいことなんか何ともない。とは言え実はちょっと恥ずかしい。
そんなこんなで帰り道はまた仲良く一緒に帰ることができた。途中でガッちゃんと合流できたことも気分転換になったのでありがたかった。
柴犬は目と同じくらいに尻尾でモノを言う。大福も叱られたり何か怯えた時などは尻尾が落ちる。今日も叱られて泥棒のように歩いている時も尻尾はダラリと下がったままだった。巻いたままだが根元が少し落ちている時もある。そんな時はお尻の穴の見え方が少し違ったりする。
尻尾と同じようにモノを言うのが耳だ。柴犬の立ち耳はレーダーのようにクルクルとよく動く。友達柴犬のアキちゃんは特に耳の表情がある子だ。いつも耳が緊張している。大福が近づいていくと耳での緊張がピークに達する。この子たちの表現はいろいろあって観察し甲斐がある。
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