思ったほど日本では報道されていないが、韓国の芸能人であるパク・ユチョンが麻薬関連(覚醒剤など)の使用で逮捕された(売買にも関与しているとの噂もあり)。なぜ、思ったほど・・・なのかといえば、彼はユチョンとして5人時代の東方神起のメンバーであり、東方神起分裂騒動の後は、役者としての活動で成功している。日本では『屋根部屋のプリンス』が有名か。役者の一方で音楽活動も続けており、東方神起を脱退した3人でJYJなるグループのメンバーでもある。このJYJには、最近は日本を活動の拠点としてメディアに露出しているジェジュンも所属している。
そのパク・ユチョンが逮捕されたことは韓国では当然大きめに扱われていた。そして、メディアには彼が手錠をかけられ腰紐をつけられている写真が載っていた(手錠自体は何かに覆われていたが)。そうだった・・・韓国は芸能人だからといって罪人に対しての扱いはかなり厳しいんだった。日本では手錠姿や腰紐姿どころか報道陣が逮捕された者を囲む写真など見たことがない。しかし、韓国では晒されるのである。
パク・ユチョンの場合は、まだ手錠には何かに覆われていたが、2000年の頃の韓国ではモロに手錠をかけられた手が写されていた。2001年に麻薬所持の罪で逮捕された人気女優は、手錠姿どころか拘束着姿まで晒された。彼女は、母親たちが自分の息子の嫁にしたいナンバー1女優だった。加えて罪状に姦通罪も加えられた(今時代に姦通罪が存在しているのかは不明)。
1999年に大麻で逮捕された男性コメディアン(で良いのかなぁ)にいたっては、警察署から手錠姿で送還される際、記者団の前を通る時(階段を降りてくるのだが)、テレビ撮影スタッフの撮影用VTRが容量不足になってしまい、テープチェンジをした後に、もう一度階段を上らされてから再び降りてくるということまでやらされていた・・・。いかに芸能人への扱い方が悪いかが分かるシーンだった。
それでも、韓国芸能人の地位は、日本で韓流ブームが起きてからずいぶん変わった。日本での芸能活動のために来日して、日本式の芸能人として扱いを受けてから目覚めでもしたのだろうか。韓国内での芸能人意識改革でも起きたのかもしれない。それ以前(韓流ブーム以前)に比べてずいぶん待遇などが良くなったように思える。それでもまだ、パク・ユチョンなどを見ると日本では考えられない晒され方をしているのが韓国なのである。
■ 有名女優逮捕の時の写真。
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