※大福日記『
日々徒然』より
2007年1月28日(日) ■ しょっぱい話 ■ 大福:生後1746日目
去年11月に話題となった徳島の崖で下に降りられなくなった犬。何とか救出されてヤレヤレと思っていたが、今日、その犬の里親が決まったというニュースをやっていた。何やかんの話題になっていたわりには里親希望者は11組だったとか。日本人の熱しやすく冷めやすい体質が如実に出ているわな。で、その11組で抽選した結果、66才の女性が新飼い主になったらしい。抽選ねぇ・・・。就職試験然り、事前に希望者を吟味しての11組ならまだしも、犬を飼うのが初めてと言う女性が11組の中にいる時点で(新飼い主のことネ)、今回の里親探しを主宰した「飼い主をさがす会」の程度ってものが分かるわな。せめて、11組の希望者に資格審査をしなきゃイカンだろうって。
例えば、今回の犬が抽選で手に入らない場合でも他の保護犬をもらい受けるとの確約とか。もちろん確約とっても、その後の追跡調査など難しい面はあるだろうが、希望する上での覚悟の程というハードルをもっと高くしなきゃイカンだろう。保健所などに里親面してもらい受けに来る人の中には、生体実験を目的としている不届きな輩も多いんだから、もっと考えなきゃ。
ところで、新飼い主の人、大丈夫なのかなぁ・・・ホント、頼むよ。あの犬は線が細そうだし、それは慎重だし警戒心が強いと言うことだから、家庭犬になるには相当な時間と苦労が必要だと思うよ。そして、時間をかけてあげるのも大事だが、その前にあの犬よりも飼い主自身が必ず長生きしてくださいよ。
それにしても、一緒の時期に保護された姉妹の可能性ある犬を飼いたいと申し出る家族が全くいなかったのが驚きだ。娘が、その犬を妹として育てたいのでと飼い主希望を出した母子が抽選漏れしていたが、顔をテレビに出すことを全く恥じてもいないようだった。むしろ、家に帰ってテレビ見ながら「あっ、映ってるよぉ」なんて大はしゃぎしていたり・・・想像だけどね。所詮、「有名になった犬」の飼い主にしかなる気はなかったのだろうな、11組の人たちは。
こういう人たちの体質が、テレビ『あるある大事典2』でのねつ事件の根っ子にある訳よね。テレビ啓蒙主義がね。作り手は、視聴者が喜んでくれるなら何でもやろうとするし、テレビでやることは「神の裁き」ほどの自惚れを持ってしまうからねつ造なんかにも手を染めてしまう。基本的にテレビマンの質が落ちているのは事実だろう。しかし、お粗末な話だが、どっちもどっちでおあいこなんだよね。『トリビアの泉』なんかでミックス犬を使っての「飼い主との絆チェック」みたいなことやっているが、あれなんか犬飼いから見れば、無礼千万な企画だし品性の欠片もない。あれ見て喜んでいる犬飼いはちょっとねぇ。少なくてもお仲間にはなりたくもないわな。ちなみに私めは、あの犬企画を放送して以来、この番組見なくなってしまった。嫌な企画である。
で、今日の日曜日も大福は休息日。一緒にお米の販売センターまでお米を買いに行って来た。
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