年末年始モードも自分としては今日1月3日(水)で終わりかな。正月飾りなども用意して初詣に行って年賀状なども気にしながらと一応、正月らしさを演出してみたけど、昔のようなワクワク感はほとんどない。時世のせいなのか自分の年齢のせいなのかは分からない。当然?テレビも見ることになるわけだが、ダラダラと尺だけ長い番組が多くて見る気もあまり起きない・・・。こんなに興味となる対象が減ってきてしまってイイのか?自分?と自問自答してしまう。
そのテレビだが、毎年元旦の夜にテレビ朝日系列で放送されている『
芸能人格付けチェック!』は毎年見ている。いつもの年は録画したものを見ていたのだが、今年はリアルタイムで見てしまった。放送での、X-JAPANのYOSHIKIのワインに対するコメントが流行りの言葉「神対応」としてネットで賛辞されていたが、確かに万人を気遣ったコメントではあったと思われる(安いほうの5,000円のワインに対して「難しい。これは間違えても仕方ない」というようなことを言ってたかな)。
この番組のクリーン性については、ヤラセと演出の線引きは難しいから長々述べないが、いつもの2択の部屋が3択に増えたコーナーがあった(黄色部屋)。このコーナーで司会者がGACKT部屋へ入るシーンでは黄色部屋は対象外で3択ではなくいつも通りGACKTがどちらの部屋にいるかの2択だった・・・。もう少し丁寧に演出すれば良いのになとつい重箱の隅をツッついてしまった。
さて、2択の部屋では、それぞれの部屋を先に選んだ各チームの代表者が次に入ってくる別のチームをの人を待っているわけだが、この次の人が入ってくるのを待ち受けるシーンがなかなか興味深い。自分と同じ選択をした人が入ってくる安堵感の表情も面白いが、自分として興味深いのは、後から入ってきた人を待ち受け一緒に座るその座り位置だ。
特に年齢を重ねてきた芸能界の先輩たちに対しての迎え入れ方が非常に興味深い。人生経験がそれなりに長い人たちは、ま、礼儀も持ち備えているようで、先輩が部屋に入ってくると立って迎えるのはもちろんだが、先輩を一番奥の真ん中の位置に座らせようとする仕草をする人が圧倒的に多い。
これはただ年齢を重ねてきたということだけではなく、若い芸能人であっても同じようにふるまう人も少なくはない。ただ、今回はちょっとイタかったかな。お笑い芸人やアイドルである前に社会人として育まれてこなかったであろう者が目立ってしまった(アイドルのショートカットの子は別だったが)。たったそれだけのことで「育ち」とまでは言わないまでも、親も事務所ももう少し社会人として育ててあげないといけないのじゃないのかなぁ。もっと言えば、事務所は本来であれば社会人として育てるのは当たり前の義務であり、それ以前に人としてのイロハも教えてあげるべきなのだと思うのだが・・・。これは芸能界だけのことではなく一般の会社においても同じだと思ったり。
この番組に、数年前、北乃きいという若めの女優?が出ていたことがあったが、この子はその点に於いては完璧な立ちふるまいで感心したのを覚えている。どのコーナーでもドアが開くとすぐに立ち上がり、喜びを表す前に謝意を示し、自分がまず長イスから出て身ぶりを添えて奥の席に招き入れる。そして、先輩が座り終えてから自分が座る・・・言葉で書くと、なんてことないことだが、これを自然の流れの中で普通にできるということは素敵なことだと思う。この女優の生きてきた背景など知る由もないが、これらの流れや行為が自分の体の中に組み込まれているんだろうね。大変素晴らしいことだと思う。
偉そうに言っている自分だが、この歳になってもいたらないことだらけ。人の振り見て我が振り直せ・・・今更ながら肝に銘じていかねばならないな。
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