太陽を抱く月
自分好み度:★(満点は★5つ)
ネタバレ度:★★★(満点は3つ)
韓国では、2012年(平成24年)。日本では2013年(平成25年)にNHK-BSで日曜21時からの韓流時代劇枠で放送されたドラマである(全20話)。
韓流マニアの中ではかなり評判だったので気になってはいたのだが、今頃になってようやく見終えることができた。なぜ見遅れたかというと、オープニングのタイトルバックで見る気が失せてしまったのである。
タイトルバックの何がダメだったか・・・雑なのである。ま、ケンチャナ精神の韓国ゆえ、雑な部分に目くじらを立てるほど野暮ではないが、このタイトルバックの作りは全然ダメ。
音楽が始まって主人公のキム・スヒョンとハン・ガインのバストアップの顔が出てくるのだが、あれ?ハン・ガインのホクロって鼻の向かって右でなかったっけ?続いて、チョン・イルとキム・ミンソ登場。分かった!ハン・ガインとキム・ミソン、女優2人の写真が裏表反対なのである。キム・ミソンの王妃の服の合わせが反対なのである。ハン・ガインも同様に裏表反対だからホクロの位置も反対なのである・・・(この写真は反対じゃないけど)。
おいおい、頼むよ・・・。20回もあるドラマなんだから反対はマズイだろ。何か、意図があったとは思えないし。本国での放送前に気づいたんだろうけど、「ま、イイかぁ・・・(ケンチャナヨ)」だったんだろうな。
そんなわけで、見る気を失せてしまったのだが、あまりに評判が良いので1回は見てみようとしたのである。第1回目は自分が好きな女優さん、チャン・ヨンナムが出ていて失せた気持ちも復活。しかし、1回目で死んでしまった・・・この女優さん、ワンポイント出演がかなり多い。
と、ガッカリしてたところに追い打ちをかけてキム・スヒョンの妹・ミナ王女(公主)登場。うわぁ、ダメだわ、この子(キャラ)。きっと芝居上手なのだろう。だからこそ癇に触るキャラなのである。このキャラのおかげで2回目以降に進むことができなかった・・・。
どうにも縁がなかったと諦めていたドラマだったが、Amazonプライムで無料視聴で見つけて、歯を食いしばって視聴。そして、この度、無事完走。
見終えて思ったのは、少しも自分のタイプのドラマではなかった。なぜに評判が良かったのか、まったく理解不能。キム・スヒョン人気だったのかとしか思えない。そう考えると、王になって龍袍(ヨンポ)着ているのにヒゲがない王も初めて見たし、キム・スヒョンを美しく見せるための演出なのだろう。美しいといえば二枚看板のチョン・イル。この俳優は二枚目として韓国エンタ界では位置しているが、自分にはどうしても二枚目に見えない。分からないのよね、このての二枚目具合が・・・。
せめてもの救いは、今は亡きチョン・ミソンさんがけっこう出ていたことか・・・合掌。個人的には、キム・スヒョンとハン・ガインのエピソードよりもハン・ガインに使える奴婢のソル(ユン・スンア)の身分違いの恋慕が切なかった。そうそう、相変わらずなのが、血管が切れるのでは?と思うほどの怒鳴り声のセリフ。これは、時代劇、現代劇に限らず定番のようだ。
ということで、謎多き韓国時代劇ドラマだった。、
■ チャン・ヨンナム
この女優さん。1973年(昭和48年)生まれだが、すごく芸幅が広い。典型的な助演女優である。映画にもドラマにもかなり頻繁に登場する。写真左は『太陽を抱く月』の巫女役での拷問シーン。写真右は『チャン・オクチョン』での針房尚宮役。現代劇でも復讐に燃える母親の役(ある母の復讐)、田舎の普通のお母さん役(私のオオカミ少年)、母から祖母までの役(国際市場で逢いましょう)など芸達者な女優さんである。
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tag : エンタ全般 韓国時代劇 韓流 朝鮮王朝 架空の時代 キムスヒョン ハンガイン チョンイル チャンヨンナム 雑なオープニング